...夥しい収穫に自ら昂奮していた...
海野十三 「地獄の使者」
...あれだけ夥しい死びと人形の中に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そうして夥しい叫喚と...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...夥しい悪事をしたのです...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...夥しく累積してる旧なるものを乗り越すことから発足し...
豊島与志雄 「文学以前」
...それは赤が死んだ日に例の犬殺しが隣の村で赤犬を殺して其飼主と村民の為に夥しくさいなまれて...
長塚節 「太十と其犬」
...暁の鴉夥しく屋根に鳴き騒ぎたり」...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...しがない讀書子を惱ますこと夥しい...
羽田亨 「聚樂廻り」
...すべては荒蕪の流域につらなる裏屋根の、出窓の格子に仮泊する、夥しい鴉の群だ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...余は君と別れてからあの如く殆ど田舎に閉ぢこもりダンスの代りに夕暮時になると甚だ愚かな飲酒癖に慣れて家庭の者共に夥しい迷惑をかけ続けたが...
牧野信一 「初夏通信」
...未だ若かつた癖に皺の夥しく多い黄疸色の顔色に接して...
牧野信一 「沼辺より」
...植物漢字名の謬(あやま)りは夥しいようですね」A「そうです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...こんな例を夥しく挙げて昔彼輩(かれら)と人と死なざるよう競争の末人敗れて必ず死ぬと定ったと信ずるが普通だと論じた...
南方熊楠 「十二支考」
...わが邦も竹林などに蛇夥しく聚(あつ)まる事あり...
南方熊楠 「十二支考」
...されば今日もビナレスの寺院にハヌマン猴を夥しく供養し...
南方熊楠 「十二支考」
...西アフリカのエンギアンバてふ処に猴夥しく畑を甚だしく損ずる上...
南方熊楠 「十二支考」
...夥しい鼠が死体から出て襲来した...
南方熊楠 「十二支考」
...それらの窯跡より出る夥しい破片は昔いかに多量に生産せられたかを語る...
柳宗悦 「工藝の道」
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