...さち子はだんだん夢見ごこちになっていった...
江戸川乱歩 「影男」
...樹間(こま)に仄めく夕月の夢見ごこちの流盻(ながしめ)や...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...夢見ごこちで覚えている...
太宰治 「新樹の言葉」
...それに夢見ごこちで...
太宰治 「春の盗賊」
...夢見ごこちで)とてもくたびれたわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...ただなかば夢見ごこちのせいか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...彼女は快い夢見ごこちのうちに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...フリードリヒは夢見ごこちのふらふらした足どりで...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...なお夢見ごこちだとしか考えられないのである...
室生犀星 「みずうみ」
...ついにその家にも出入りするようになり夢見ごこちにしばしば眼の前にグジーの顔を見ることが出来たのである...
山之口貘 「私の青年時代」
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