...夢殿の観世音像は誰かが作ったという感じを失ってしまって...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...法隆寺夢殿の観世音菩薩立像が聖徳太子等身の像と言い伝えられて長い間厳重な秘仏とされていたことは著名であるが...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...この夢殿観音の作成された時が...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...百済観音や夢殿観音の造型感覚ともちがうのではないかと思われる...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...夢殿のそばを通りすぎ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...信者はあれは矢張夢殿村という不幸な村だと説明して...
横光利一 「馬車」
...いつの間にやら夢殿村が丁度正面へ廻って来ていて歯朶の葉むらの中からはっきりと現れたので...
横光利一 「馬車」
...」といって振り返って夢殿村の方を指差した...
横光利一 「馬車」
...奇妙にも今まで夢殿村から無意味におびやかされていた恐怖はなくなってしまって...
横光利一 「馬車」
...なるほど自分も夢殿村をあれほど恐れたところから考えても...
横光利一 「馬車」
...その日は自分のみた夢殿村の卦が美事に当って...
横光利一 「馬車」
...その日聞いた夢殿村の刺戟の強い話のせいでもあろう...
横光利一 「馬車」
...とても夢殿村の中まで花江と一緒にこのままでは這入っていけそうには思えなかった...
横光利一 「馬車」
...浮島のなかに夢殿を...
吉川英治 「私本太平記」
...さて夢殿の前の道を北の方へ...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
...夢殿のあたりから薬師寺まで...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
...この目と眉との顔全体に対する釣り合いも、推古式彫像(百済観音、夢殿観音、中宮寺観音等)においては大人(おとな)のそれが用いられているに反して、白鳳天平の代表作においては、大人のそれとは非常に異なった、明らかに嬰児のそれを思わせるものが用いられている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...微妙な表情を含んだ夢殿や中宮寺の観音の唇が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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