...唯餘りに交游に夢中になる性質がその家人を惱ました...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...四十になったら仕事にばかり夢中になることも出来よう...
石川欣一 「山を思う」
...青年はこれに釣られて夢中になる者もあって...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...くろとの女でも一ぺん綿貫に引っかかったら大概なもん夢中になる...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...夢中になるほどの羞恥心(しゅうちしん)と潔癖とであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...球や碁やテニスには夢中になることもあるが...
豊島与志雄 「或る素描」
...男が夢中になるのは当前だわねえ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...女は夢中になるわけはない――金より外に何にも持っていない男のために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...成程八五郎は夢中になるわけだ――その上二度目からは唯と來ちや」平次は面白さうに笑ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女の子が夢中になるんだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女の子が夢中になるんだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな企みもあったのか」「夢中になると男の子も女の子も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女達は貴方に夢中になるわ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...大勢の中に居れば御酒の香(か)に酔ふて夢中になるも知れませぬから...
樋口一葉 「にごりえ」
...これに対していると他の事は何もかも忘れて夢中になるのであった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...彼の會社の連中などが夢中になる程...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...自分が無我夢中になる前五六分の間に見た事聞いた事が...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...やはり夢中になることをやめなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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