...「氷の上がすべれだした時はほんとに夢中になるものだ」君は自分の遠い過去をのぞき込むようにさびしい心の中にもこう思う...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...その事ばかりに夢中になるのですが...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...すぐ夢中になるからね...
豊島与志雄 「白木蓮」
...今ほかの連中はまた一局に夢中になる頃にも...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男が仕事に夢中になると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...成程八五郎は夢中になるわけだ――その上二度目からは唯と來ちや」平次は面白さうに笑ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎が夢中になるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男は女に夢中になると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夢中になるほど面白い筈はなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若旦那の彌三郎が夢中になるわけで」八五郎の報告はまた飛んでもない方へ脱線するのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大勢の中に居れば御酒の香に醉ふて夢中になるも知れませぬから...
樋口一葉 「にごりえ」
...夢中になることが出来れば...
北條民雄 「道化芝居」
...歓楽または苦痛を予想してほとんど夢中になるような場合でも...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...自分が無我夢中になる前五六分の間に見た事聞いた事が...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...夢中になるほどその人の恋しかった心と今の心とは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まして年若な高官たちは妙齢の姫君が新たに加わった六条院の参座には夢中になるほど容姿を気にして来て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あんなことに夢中になるのは恥ずかしいことだ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あべこべに夢中になるのがある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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