...ハリーは二重の資格でその方面の戰ひには夢中になるのであつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...こちらも絵の話となると夢中になる方なので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...くろとの女でも一ぺん綿貫に引っかかったら大概なもん夢中になる...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...何かしら自分の研究仕事にうまい糸口が見付かってそれですっかり嬉しくなって仕事に夢中になる...
寺田寅彦 「変った話」
...夢中になるほどの羞恥心(しゅうちしん)と潔癖とであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分まで夢中になることはないのだと思った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...気まぐれと、夢中になるのと、同じことかしら...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...無我夢中になるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...男が夢中になるのは当前だわねえ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...志津子夫人は夢中になるだけの値打は充分にあったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...男が自分に夢中になるのを樂しんだ樣子ぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なるほど八五郎は夢中になるわけだ――その上二度目からは唯と来ちゃ」平次は面白そうに笑うのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女の子が夢中になるんだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男は女に夢中になると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若旦那の彌三郎が夢中になるわけで」八五郎の報告はまた飛んでもない方へ脱線するのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夢中になることが出来なかつた...
北條民雄 「道化芝居」
...彼の會社の連中などが夢中になる程...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あべこべに夢中になるのがある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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