...「氷の上がすべれだした時はほんとに夢中になるものだ」君は自分の遠い過去をのぞき込むようにさびしい心の中にもこう思う...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...日本の装飾芸術に夢中になるのも当然である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その事ばかりに夢中になるのですが...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...こちらも絵の話となると夢中になる方なので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...くろとの女でも一ぺん綿貫に引っかかったら大概なもん夢中になる...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...無我夢中になるのも無理はない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...何かしら自分の研究仕事にうまい糸口が見付かってそれですっかり嬉しくなって仕事に夢中になる...
寺田寅彦 「変った話」
...男が夢中になるのは当前だわねえ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...お浜が夢中になるのも無理はない――と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――一方お關は正直者で夢中になると三千五百石くらゐは朝飯前に振りとばす」「そのお關はどうなるでせう」「心配するなよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人は又夢中になるに違ひない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この男が仕事に夢中になると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...成程八五郎は夢中になるわけだ――その上二度目からは唯と來ちや」平次は面白さうに笑ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夢中になるほど面白い筈はなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宝探しに夢中になるにしても...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...夢中になることが出来なかつた...
北條民雄 「道化芝居」
...あべこべに夢中になるのがある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...仕事にかかると夢中になる七之助は...
吉川英治 「銀河まつり」
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