...さち子は夢に夢見る思いであった...
江戸川乱歩 「影男」
...全都(ぜんと)の民は夢に夢見る心地して...
高山樗牛 「瀧口入道」
...今眼の前に見る景色のなんという打って変った穏やかさ! 夢に夢見るような気持で...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...あまりにも絢爛(けんらん)たる邸の様子にただ夢に夢見る気持がして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...……絢爛たる廃墟! 華麗なる庭!夢に夢見る心地というのはまったくこれを指すのであろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...夢に夢見る気持で...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...夢に夢見るような気持で茫然(ぼうぜん)としているうちに...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...夢に夢見る思いがいたして...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...夢に夢見る心持にて有之候...
永井荷風 「榎物語」
...ただ夢に夢見る心持...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...夢に夢見るとはこれこのことだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...こんなに早くロンドンで音楽会に出演するチャンスが来ようなんてまるで夢に夢見る心地でした...
三浦環 「お蝶夫人」
...僕の家内の美津子です……徳市は夢に夢見るようにお辞儀をした...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...皆の者は夢に夢見る心地がして...
夢野久作 「白髪小僧」
...全く夢に夢見る心地がしました...
夢野久作 「白髪小僧」
...夢に夢見る心地で叫びました――「エッ...
夢野久作 「白髪小僧」
...夢に夢見るような不思議な事ばかりだ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...まだ夢に夢見る心地を...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索