...さち子は夢に夢見る思いであった...
江戸川乱歩 「影男」
...あまりにも見事な古代美の妖(あや)しいまでの絢爛(けんらん)さ優美さにただ夢に夢見る心地して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...今眼の前に見る景色のなんという打って変った穏やかさ! 夢に夢見るような気持で...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...あまりにも絢爛(けんらん)たる邸の様子にただ夢に夢見る気持がして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...……絢爛たる廃墟! 華麗なる庭!夢に夢見る心地というのはまったくこれを指すのであろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...我々はまったく夢に夢見る心地で...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...夢に夢見る思いがいたして...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...亡骸(なきがら)の傍に侍(はべ)りながら夢に夢見る心地でした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...夢に夢見る心持にて有之候...
永井荷風 「榎物語」
...夢に夢見るようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ夢に夢見る心持...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...しんじつ夢に夢見る心持...
久生十蘭 「魔都」
...夢に夢見る夢御殿 サンゴルビーの屋根や床ダイヤモンドの床鏡 庭には金の築山や銀をとかした噴水に 不老の泉くみませう不死の薬の雨がふり 金銀宝石ちりばめたよろひかぶとのいでたちに出てくる勇士の面々は桃ちゃん...
槇村浩 「夢御殿」
...両手を膝に上げたまま夢に夢見る呆れ顔になった...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...僕の家内の美津子です……徳市は夢に夢見るようにお辞儀をした...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...夢に夢見る心地で叫びました――「エッ...
夢野久作 「白髪小僧」
...夢に夢見る心地とは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まだ夢に夢見る心地を...
吉川英治 「新・水滸伝」
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