...……四十三 夜夜はもう一度迫り出した...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...夜夜中けたたましい何の用だ...
泉鏡花 「活人形」
...昨夜夜を徹して細君の縫つてくれた浴衣が何か身に添はぬつれない心持を感じながら袖を引張つて見た...
竹久夢二 「砂がき」
...(僕ハ一昨夜夜ガ明ケル前ニ螢光燈ヲ二階ノ書斎ニ戻シテオイタ)...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ある夜夜ふけての帰り道に芋屋の角(かど)まで来ると...
寺田寅彦 「子猫」
...貴方のやうに夜夜中(よるよなか)ベルを鳴らして...
徳田秋聲 「和解」
...「昨夜夜中にふいに起き上って...
豊島与志雄 「香奠」
...運上所から夜夜中(よるよなか)...
中里介山 「大菩薩峠」
...君の霊魂は昨夜夜なかに巣鴨を抜け出して...
原民喜 「四五ニズム述懐」
...「市内の警察で昨夜留置された奴を、どんな奴でも片っ端からしらべるつもりで、杉原署へ行ってみますと、昨夜夜中過ぎに、ぐでんぐでんに酔払った男を宮川町からひっぱってきて同署の留置室で保護しといたそうです...
平林初之輔 「祭の夜」
...「……」親方は昨夜夜明かしでこいつを彫り上げ...
正岡容 「小説 圓朝」
...まだ夜夜中(よるよなか)は寒かった...
正岡容 「小説 圓朝」
...夜夜かの女のあやしい姿と...
室生犀星 「幻影の都市」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...こぼこぼ鳴る上をれいの師走の月が優しく夜夜にうつつて居た...
室生犀星 「星より來れる者」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...毎使夢魂夜夜馳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瞬間矢代と千鶴子のチロルの夜夜のことを考え...
横光利一 「旅愁」
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