...彼の忠勤は夜を徹するも仲々かき尽し難き程ある中に...
石川啄木 「閑天地」
...このとき我々は夜を徹するばかりに語りふけって...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...そのために夜を徹することも屡々だったらしい...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...凡て夜を徹する人々が――遊戯に心奪われてる者や仕事に縛られてる者などを除いて――何となく起きてるのを堪え難く感じだすのは...
豊島与志雄 「真夜中から黎明まで」
...書机に向って夜を徹するのが毎日なので...
久生十蘭 「湖畔」
...夜を徹するも敢て辞さぬ者です...
牧野信一 「痴酔記」
...夜を徹す...
正岡子規 「雲の日記」
...あちらでケザルが揺ぐ金舌に耳を傾けて夜を徹する...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...夜を徹することも幾たびかあった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...居間で夜を徹することなどもあった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...其(それ)等の音楽を聞き乍(なが)ら皆呑気(のんき)に夜を徹する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...おそらく夜を徹することであろう...
吉川英治 「私本太平記」
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