...少しも大自然の多種多様な技巧を疑ふわけには行(ゆ)かない...
薄田泣菫 「茶話」
...こういう意味では音楽自身よりもこうした音楽映画は数等複雑多様なディメンションをもった芸術であると思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...無限に多様な変化を見せるであろう...
寺田寅彦 「科学と文学」
...一見同様な前提から多種多様な結論が生まれ出るように見える...
寺田寅彦 「数学と語学」
...あたかも多様な見方の上に組立てた科学的系統が相併立しているような観がある...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...実は幾段にも重畳した多様な層の間にほとんど無限に多義的な曲線を描く可能性をもっているのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...批評乃至評論の解釈も初めさし当り多様なわけだ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...「存在」の多様な面貌(めんぼう)が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...当時の人々の意見は多様な面を通過していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...非常に多種多様な...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...この多様な地上のあらゆる奇跡とおどろきを急に思い浮かべようと努力して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...「生あるものはもろもろの外的影響の最も多様なる条件に自己を適応させ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...文学が人民のリアリスティックな発展の可能性とそのための多種多様な行為とともにあってはじめて見出されるのである...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...きわめて容易にきわめて多様な習慣に順応し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このように多種多様な発条(ばね)に動かされているからであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沖縄ほど多様な多彩な趣きは示しません...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...小さな窯場でこれほど多様なものを造る所も珍らしい...
柳宗悦 「日田の皿山」
...これほど多様なしかも卓越した彫刻を見出すことが出来るでしょうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
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