...多種多様なのを味ははうとするには...
薄田泣菫 「茶話」
...こういう意味では音楽自身よりもこうした音楽映画は数等複雑多様なディメンションをもった芸術であると思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...すなわち一つの式が無限に多種多様な一群の問題のすべてを包括しており...
寺田寅彦 「科学と文学」
...その人の多様な過去の生活を現わすかのような継ぎはぎの襤褸(ぼろ)は枯木のような臂(ひじ)を包みかねている...
寺田寅彦 「凩」
...週期的あるいは非週期的に複雑な変化の相貌(そうぼう)を現わす環境に適応するためには人間は不断の注意と多様なくふうを要求されるからである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...多様な信教がイギリスにこしらえ出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身体の随意筋が不随意に収攣して種々多様な運動を起すので...
豊島与志雄 「舞踏病」
...当時の人々の意見は多様な面を通過していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...雑多あつて多様なき所以である...
中原中也 「詩に関する話」
...「生あるものは外的影響の極めて多様な条件に自己を適応させ...
三木清 「哲学入門」
...その場合思惟の機能は感覚の多様なものに対して...
三木清 「哲学入門」
...そのゆたかさと多様な希望の実現をもたらす生きかたとして民主的方法の確立のために...
宮本百合子 「明日の知性」
...この新しい段階の多様な面白さ...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...今日の少年少女たちの日常のなかには一つのスウィッチの形で出現している多種多様な働きの電気というものを...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...きわめて容易にきわめて多様な習慣に順応し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このように多種多様な発条(ばね)に動かされているからであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこに見られる多種多様な変化...
柳宗悦 「民藝四十年」
...人形に無限に多様な動きを与えることはできない...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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