...数限りなく多種多様なのには驚かされる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...少しも大自然の多種多様な技巧を疑ふわけには行(ゆ)かない...
薄田泣菫 「茶話」
...こういう珍しい千代紙式に多様な模様を染め付けられた国の首都としての東京市街であってみれば...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...日本のように多種多様な地質気候がわずかな距離の範囲内で錯雑した国であってこそ...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...一見同様な前提から多種多様な結論が生まれ出るように見える...
寺田寅彦 「数学と語学」
...従ってそれに支配され影響された地形的構造の複雑多様なこと...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...また地質の多様な変化による植物景観の多様性も日本の土地の相貌(そうぼう)を複雑にするのである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...これは気候変化の諸相のきわめて複雑多様な日本の国土にあって...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...批評乃至評論の解釈も初めさし当り多様なわけだ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...――思想家らの変転的な多様な思想は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それがいかなる多様な形態のもとに現われようとも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...認識は感覚に与えられた多様なものを主観が自己の形式によって統一するところに成立するのである...
三木清 「哲学入門」
...与えられた多様な内容に即して成立する綜合的統一である...
三木清 「哲学入門」
...あんなにまちまちで連絡のないその限りなく多様な諸行為を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沖縄ほど多様な多彩な趣きは示しません...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...一つの窯場でありながら驚くほど多様な種目や手法を有っていることである...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...そのほか各種多様なことについて...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...近代文化が多種多様な内容を持っていただけに...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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