...銀行にも多少は預金が出来た...
芥川龍之介 「捨児」
...多少はこの人通りの少ない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...」「成程その事なら多少は分つてゐると思ひますが...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...最初の中(うち)は多少は...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...二科の出品などでも多少はそうかも知れないが...
戸坂潤 「社会時評」
...大隈伯は日本に於ける當今有數の大政治家なりされど其の政黨の首領として果して幾許の同化力を有するや其分量の大小多少は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...酔ったふりも多少はあった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...云われてみると多少は当っていた...
豊島与志雄 「理想の女」
...多少は覚えがあるだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...成程多少はそれに似た不氣味な形をしてゐるのみならず...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...――とすると多少は望みがあるわけだ』と私は考えました...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...多少は蹄鉄の倹約にはなりましょう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...多少は忠實でないものはない...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...多少末始終の見込があるとおもってね」「恐れ入ります」多少は恐れ入りましたね...
正岡容 「小説 圓朝」
...多少はしゃいで言う...
山中貞雄 「森の石松」
...また長屋の住人共は今は両名を多少は恨んだ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...――多少は不愉快なことも云われるだろうが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...中国の文明も多少は知り...
吉川英治 「三国志」
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