...多少とも批判力のある通俗小説家が...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...赤色と緑色との区別は多少とも不完全であるに拘らず...
石原忍 「色盲検査表の話」
...あなたは最初からジュークスを多少とも疑つていたんですか?」「フム...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...歴史的原理にまで多少とも近づくかのように吾々には見えた彼の実践の概念は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...教育と云えば日本では多少とも国家機構の上で一定の位置を与えられた公認の社会的機能のことと考えられているのであるが...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...と云うのは軍需技術に関する自然科学は多少ともこの文化抑制に平行して却って奨励されているからだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...多少とも安易な道を選ぶべく萎縮したのが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...多少とも社会主義的な本来の意味に於ける政治的見解の方なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...多少とも文化的な側面にぞくする方の自由にまで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...氏の質疑の一部分が多少ともほごされるならば...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...殊に近代の空気に多少ともふれた...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...彼が電車を待つ退屈を多少ともまぎらしてやるつもりで...
豊島与志雄 「楊先生」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...もし今後健康が多少とも回復するようなことがあれば...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...物体について見い出すものとは多少とも異なる性質である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...もし外界の事実により最高可能の程度に確証された一般原則が多少とも信頼し得るとするならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...多少とも權力を有する地位にある者に最も必要な徳は...
三木清 「人生論ノート」
...わたしにこの選択を多少ともためらわせることができたのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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