...地元の商店で多少ともその打撃を受けないものはなかったが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...多少とも関心を押しつけなければならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...特有な民族理論と国家理論とが多少とも織り込まれていることは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...事実近衛内閣によって「国内相剋」は多少とも緩和された...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...多少とも進歩に関心を持つ社会人の溌剌たる興味の対象になっている点を...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...之を多少とも実力ある大衆政党の手に渡すことを好まず...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...この教養に基く政治常識に於て多少とも合理的であり進歩性を有っているに拘らず...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...多少とも社会主義的な色彩を経験したことがあるからなのだ...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...多少とも自分の物であり自分の作品であり自分の存在でありさえすれば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多少とも勢力のあるあらゆる司教の近くには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...みな多少とも大胆の賜物である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多少ともに人を御する頭梁(とうりょう)の器(うつわ)があればのことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし今後健康が多少とも回復するようなことがあれば...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...どんな国家にも空虚な儀礼や嘘のいい伝えが多少とも混入していないことはなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々に役立つ薬さえ多少とも我々を害するものだとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...多少とも現実と合わなかったり欺瞞(ぎまん)を含(ふく)んでいることである...
矢部貞治 「政治学入門」
...必ず多少とも拘束(こうそく)と強制の要素が伴うのである...
矢部貞治 「政治学入門」
...それらの諸先輩の内で私の多少とも接触したことのある方々の筆蹟について...
山本笑月 「明治世相百話」
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