...しかして旧教の信徒また多し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...実に女の産む人はその日少なくして艱難多しである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...關東は、源氏の故國とて、到る處、八幡宮多し...
大町桂月 「東京の近郊」
...虚名久しきに及びて、俗累益多し...
大町桂月 「獨笑記」
...小人夢多し、このごろいろんな夢を見る...
種田山頭火 「其中日記」
...トロイア及び援軍の中に打ち取る者多し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...頗るスタインの國家主義に私淑する所多しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...当時歌麿の美人画にも肖像画の地色に銀色の雲母(きら)を敷きたるもの多し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...(余の友人板倉氏の説に国貞の風俗画の佳良なるものは歌麿の画題と布局とをそのままに模写したるもの多しとぞ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...梨畠多し...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...路傍に西洋百合天竺葵の球根を売るもの多し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...『植木屋(うゑきや)と百姓家多し』と書いてある位で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...エンタツ・アチャコのかけあひはふき出すこと多し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...上世には消極的美多く後世には積極的美多し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...芭蕉の門人多しといえども...
正岡子規 「俳人蕪村」
...われらは花月を賞する上には趣味多し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...吉の士(さむらい)を土に誤り書く者多し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...○色付菓子には危険のもの多し...
村井弦斎 「食道楽」
便利!手書き漢字入力検索