...◯「女の産む人はその日少なくして艱難(なやみ)多し」と一節はいう...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...実に女の産む人はその日少なくして艱難多しである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...左右二峯、女峯に奇岩多し...
大町桂月 「常磐の山水」
...僅々二三百圓のはした金を石に記するものも多し...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...○滝(たき)の氷柱(つらゝ)我が上越後は山岳(さんがく)つらなれば滝多し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...俳諧の忌日(きじつ)は多し萩の露八月二十日 新大阪ホテルに在り...
高浜虚子 「五百五十句」
...私も老来かへつて惑ひ多し...
種田山頭火 「其中日記」
...疑えば魔多し」とばかりで筆を擱(お)く...
夏目漱石 「幻影の盾」
...千状万態の事物ありて本心の独立を妨ぐることはなはだ多し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ひとたびその体を成して終身変化する能(あた)わざるもの多し...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...その主義甚(はなは)だ美なるもの多し...
福沢諭吉 「日本男子論」
...座へ出る、今日は訪客多し、「講演」の山本氏より二十三日に講演をたのまれる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...天明にして元禄に似たる者も多し...
正岡子規 「俳諧大要」
...荻芦多し...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...この蛇佐渡に最(いと)多しと聞く...
南方熊楠 「十二支考」
...ために孕まさるる者多し...
南方熊楠 「十二支考」
...草木を觀察して時や天氣を察知した例多し...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...又小説中にも「ドラマ」の旨入りたる多しといへるは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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