...彼等自身の中に猶極めて多くのよきものを持つてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...作者自身の事に敬語を使うのは、例が多く、これも後の歌曲として歌われたものだからである...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...狩り集めた多くのなかから...
薄田泣菫 「小壺狩」
...上記のような多くの病例を引用して大きな本を書くのは容易なことであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...而(しか)もかくの如きは人の多く自覚せざる所...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...多くは群衆心理によりて妄動を續けし時代なり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...ほかの海のものよりも流星球を遥かに多く含んでいる...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...エジプトの到る所にアラビア語が一番多く用いられてる事によってもその勢力は想見される...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...友田は余り多くを知らなかったようでした...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...(別により多く集まると)反対の蓋然性とも成る部分から成るのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...これは家畜のためにかくも多くの冬期食物の必要な国においては最も重大なことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...されば近江辺に古来今に至るまで田畑側に樹を多く植えあるは無用の至りとて浅智の者は大笑いするが...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...事件は数多くあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恍惚感や意表をつく喜びはかえって狩猟の方に多くある)と思うし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このことが磁器でありながら磁器に伴う多くの危険から免れた原因ではないか...
柳宗悦 「北九州の窯」
...その気候や風土は多くの独特なものを求めます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...新田一族の裔(えい)が多くおられますか」これは...
吉川英治 「上杉謙信」
...弟子やら召使やらも多く...
吉川英治 「平の将門」
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