...だんだん多くなってくるように...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...同人に差閊が多くて...
種田山頭火 「行乞記」
...の多くが統一せられない前の小君主の地位の継続せられたものであるらしいこと...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それでも多くの場合に原形の跡形だけは止めている...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...根津権現の社地にも古来都人の眺賞した名木が多くある...
永井荷風 「上野」
...殆(ほとん)ど多くの詩人等は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...多くの中から目ぼしい若者を養子に抜いてゆくのであろう...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...一人でも多く「戦争をやめよ」といふ叫びがおのおのの叫びとなつて反響することを祈る...
原民喜 「長崎の鐘」
...その多くはロンドンやウェストミンスタの救貧院から集められ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...過去に多くの人々が真愛に達し...
宮本百合子 「偶感一語」
...それは現存の人に言い及ぼすことが漸(ようや)く多くなるに従って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...多くのものが酔っぱらうからといって酒を悪いとするあの習慣も間違っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酒も多くはたしなまず...
山本周五郎 「桑の木物語」
...……御国のためにはいまひとりでも多く...
山本周五郎 「日本婦道記」
...しかし、この方面は、相当、往来が多く、また追捕(ついぶ)の兵も、第一に手を廻したはずのところである...
吉川英治 「私本太平記」
...ここへ眷族(けんぞく)をつれて寄り合った多くの者...
吉川英治 「平の将門」
...中にも世阿彌の作最も多く且傑作に富む...
和田萬吉 「父兄の方々に」
...ただ多くの人は露骨にそれを発表するのを好まない(それだけ理想家...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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