...且つ彼の從事してゐる新聞は國際的事件に關する評論を掲ぐること最も多き新聞である...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...その最も多きところは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...萩多き故萩寺と稱す...
大町桂月 「吾嬬の森」
...講中の名を刻したる石碑の多きこと...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...この離宮は岩多きガダラマの荒寥たるなかに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...只數多き公卿(くげ)殿上人(てんじやうびと)の中にて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...油多き「ふ」を食い...
太宰治 「HUMAN LOST」
...滋養分(じようぶん)の多きことを説かれても...
新渡戸稲造 「自警録」
...免許の廉(かど)多き国民之(これ)有り候はば...
服部之総 「空罎」
...映画は、森繁の「暖簾」であるが、それが当ってるのか、よく入り、立ち多き満員...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...寧ろ自らに恥多き感がした...
牧野信一 「予の恋愛観」
...その分量の多きことにおいて...
正岡子規 「病牀苦語」
...「立ち立つ」と二つ重ねて物の多き有樣を現すなど極めて巧なる語なるを...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...その畜の多きところは馬牛羊...
南方熊楠 「十二支考」
...豊家にとって恨み多き古戦場の一つになっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...事多き日であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...信用多き私人は三%で借りる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...二罎(びん)忽(たちま)ち仆(たを)る人数多き為め毎人唯一小杯を傾(かたむ)けしのみ...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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