...糞車數百の多きに及ぶ...
大町桂月 「東京の近郊」
...中には我等の三囲(みかかえ)四囲(よかかえ)等(とう)の老樹多きに驚けり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...其恐る可き例証を発見すること頗る多きも...
高木敏雄 「比較神話学」
...人は私の含羞(はじらい)多きむかしの姿をなつかしむ...
太宰治 「虚構の春」
...我ら多きが故なりなどと嘯(うそぶ)いて...
太宰治 「誰」
...未開人民(みかいじんみん)の現状に由つて考ふれば遮光器の必要(ひつえう)は積雪(せきせつ)多き時に於て殊に深く感(かん)ずるものの如し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...竪穴の總數は甚だ多きものと知るべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...多きものは幾通りにも分ちて板挾みとし...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...以て注視を怠らず!……彼はアラビヤの山多き地方に生れた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...「花多き国とは?」「南の事じゃ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...一度びは勇士の多きを悦び...
福沢諭吉 「帝室論」
...貝原益軒も猫は邪気多きものだが他の猫の孤(みなしご)をも己れの子同様に育つるは博愛だと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...また仏経地獄の呵責を述ぶる内に罪人蛇に咬まるる例多きは...
南方熊楠 「十二支考」
...手水鉢や神池の石質土質に従っていろいろと珍品奇種多きも...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...幾百種の新聞雑誌に散見する議論には頗(すこぶ)る高尚なるもの多きを...
森鴎外 「舞姫」
...幾百種の新聞雑誌に散見する議論にはすこぶる高尚なるも多きを...
森鴎外 「舞姫」
...今や法令の多きに苦しむ(タキトゥス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その顔ぶれも年毎に増して今年は約四十数名の多きに達す...
吉川英治 「年譜」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??