...3思想界の偉人と偉人との間に相互の理解を缺くこと多きは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...就中其量多きは鍋山より黒神村に至る地域にして...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...とても桁はずれに多きすぎるということじゃ...
海野十三 「地球を狙う者」
...折り/\て尚(なお)花多き宮椿三月七日 武蔵野探勝会...
高浜虚子 「五百五十句」
...695今ネーリュウス一群の牧牛及び數多き羊を撰び三百を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼はアラビヤの山多き地方に生れた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...現今の博士制度の功(こう)少くして弊(へい)多き事を信ずる一人なる事を茲(ここ)に言明致します...
夏目漱石 「博士問題の成行」
...恋多き少年の日に...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...一人たりとも此説に同意する者多きを願ふなり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...芭蕉の俳句は変化多き処において...
正岡子規 「俳人蕪村」
...決して糞の句などは俳句に多き者といふべからず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...この祭いつも卯の花くだしにて鶯(うぐいす)も老て根岸の祭かな修復成る神杉若葉藤の花引き出だす幣(ぬさ)に牡丹の飾り花車(だし)筍(たけのこ)に木の芽をあへて祝ひかな歯が抜けて筍堅く烏賊(いか)こはし不消化な料理を夏の祭かな氏祭(うじまつり)これより根岸蚊(か)の多き(五月十八日)十○前にもいふた南岳(なんがく)文鳳(ぶんぽう)二人の『手競画譜』の絵について二人の優劣を判じて置いたところが...
正岡子規 「病牀六尺」
...蛇多きを平らげんとて...
南方熊楠 「十二支考」
...山祭りの日一山に生えた樹木を算うるになるべく木の多きよう一品ごとに異名を重ね唱え「赤木にサルタに猴滑り」(いずれもヒメシャラ)「抹香(まっこう)...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしの稿本は空白の多きに堪へぬであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...かほどに多き路用をいずくよりか得ん...
森鴎外 「舞姫」
...流石に心細きことのみ多きこの程なれば...
森鴎外 「舞姫」
...たとへば悪貨の多き国に入(い)れば大英国の金貨も七日(なぬか)にて鑢(やすり)に削り取られ其(その)正しき目方を減ずる如(ごと)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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