...巨額(きょがく)の対抗兵器と危険多き多数の兵員を要することだろう...
海野十三 「諜報中継局」
...その弱点多き中にもこの重要なる婦人問題の解決されぬ事は...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...中に避雷針多きは...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...一杯ひつかけたいのをやつとこらへた!寥平君への返事に――……お互に老来ます/\惑ひ深く恥多き嘆に堪へませんね...
種田山頭火 「其中日記」
...常に此一事を以て彼れの缺點なりとする所なりされど彼れが下院に於ける演説の敵の皮肉を穿つの警語多きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...單に收藏の多きに誇るのみでなく...
内藤湖南 「藏書家の話」
...これからの恥多き日を...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...諺に言葉多きは科(しな)少なしと言い...
福沢諭吉 「女大学評論」
...すなわち学校の教育により学校の教員を生ずること多きゆえんにして...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...唯こゝに遺憾なるは其學者をして一意專心ならしむるの手段に就て意の如くならざるもの多きの一事なり...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...福寿草その他春待つ花樹をひさぐ植木屋のいと多きも...
正岡容 「滝野川貧寒」
...俳句にありては数百の多きに及べり...
正岡子規 「俳諧大要」
...詩は圏点(けんてん)の多きを一首読み...
正岡子規 「墨汁一滴」
...上方に持米多きよし...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...我々にとって教訓多きことであるであろう(拙著『パスカルにおける人間の研究』参照)...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...小説『西遊記』などに虎の怪多きを見て...
南方熊楠 「十二支考」
...紀州地方より海外に出稼ぐ者多きが...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...画題の中最も多きは亭(ちん)のある山水...
柳宗悦 「工藝の道」
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