...汝の右と汝の左とには汝よりも遙かに巧みに自ら守る人多きを見よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その似たるもの多きを見て...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...仏教に異宗派多きゆえん人問うて曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...なほ櫻多き處を列擧すれば...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...中に避雷針多きは...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...中には我等の三囲(みかかえ)四囲(よかかえ)等(とう)の老樹多きに驚けり...
関寛 「関牧塲創業記事」
......
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...されど概して如何なる商店にも夕日を受けぬ方が利益多きゆえ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...発音類似の語の多きこと...
高木敏雄 「比較神話学」
...八重桜多き由なれど花なければ吾には見分け難し...
寺田寅彦 「半日ある記」
...從來伯は其の言論の餘りに多きが爲に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人の尻馬に乘りてかれこれ申すやうな人のみ多き折から...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...「花多き国とは?」「南の事じゃ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...さま/″\の手遊を數多きほど見得にして...
樋口一葉 「たけくらべ」
...初心の者はとかくに思ひつきたる趣向を十七字に綴(つづ)り得ぬとて思ひ棄(す)つるぞ多き...
正岡子規 「俳諧大要」
...たゞ民俗相似の點多きより推して...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...電報」○大豆は最も滋養分多き植物にしてその上等は蛋白質四割二分...
村井弦斎 「食道楽」
...餅につきたる米粒(こめつぶ)の多きものその年は豊作なりとして...
柳田国男 「遠野物語」
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