...妙子のそぶりに腑に落ちぬ点が多々あった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...簡潔明瞭(めいりょう)に多々羅三平は股野義郎にあらずと新聞に広告しちゃいけないかと照会したら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...多々良君は頭を掻(か)きながら「よう覚えているのう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...多々良三平(たたらさんぺい)君の顔がその間からあらわれた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そもそも二重の服従関係ということは階級制度の行なわれた時代に往々あることで西洋にも珍しからぬが日本にも多々あった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私たち作家にとってもそこに学ぶに足るもの多々ありといい切れる...
正岡容 「我が圓朝研究」
...当時はいまだいまだ正統派な軽妙江戸前のが多々といた万橘三好...
正岡容 「わが寄席青春録」
...そして同感するところが多々あります...
三好十郎 「恐怖の季節」
...この窯の話を聞く度に多々良への興味は次第につのってきましたが...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...さて、多々良の焼物は、誠に古くさいといえば古くさいのですが、それがそのままで美しく感じられるのは、そこに何か新旧の別を超えた性質が潜むからだといってよいでしょう...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...今なお教わるものが多々あろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...五〇 多々羅という地名自分は久しく東西の各府県にわたってタタラという地名があって...
柳田國男 「地名の研究」
...多々羅(たたら)川の鉄橋を渡って...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...又は能的表現をする人々が多々あるので...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...非常に面白い所が多々あるのだ...
横光利一 「汚ない家」
...多々羅(たたら)の浜へ出...
吉川英治 「私本太平記」
...多々羅合戦(たたらかっせん)――前夜...
吉川英治 「私本太平記」
...慾はない」つねづね聞き及んでいることも多々ある...
吉川英治 「新書太閤記」
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