...且(かつ)又軽蔑は多々益々恬然(てんぜん)と虚偽を吐かせるものである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...今更慙愧に堪へざる點多々有之...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
...死んでゆく”・朱鱗洞・多々桜君・詢二老・寸鶏頭・一平処九月廿七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...多々桜君を訪ねる...
種田山頭火 「旅日記」
...寒い・朝の雨の石をぬらすより霽れた若松へわたし場・ちよいと渡してもらふ早春のさざなみ多々桜君を病院に見舞うて...
種田山頭火 「道中記」
...多々あると確信した...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...多々良君の声を聞きつけて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...取られた方もあまり賢(かし)こくはなかごたる」「何にも取られるものの無い多々良さんのようなのが一番賢こいんでしょう」と細君が此度(こんど)は良人(おっと)の肩を持つ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうもこれには真実(まこと)らしからぬ点が多々ある...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...なお多々存している...
穂積陳重 「法窓夜話」
...因(ちなみ)に多々良は佐賀県武雄市武内町多々良です...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...伝統的だということが第一の性質ですが伝統的なものは何も多々良のものに限っているわけではないので...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...右の任那には古くは多々羅という地名のあったこと...
柳田國男 「地名の研究」
...又は能的表現をする人々が多々あるので...
夢野久作 「能とは何か」
...――そして西はいちめん多々羅の浪打ちぎわ...
吉川英治 「私本太平記」
...多々羅の低地へふかくすすめて...
吉川英治 「私本太平記」
...「敵の首将菊池武敏が、今朝は陣地がえして、多々羅のみなみ、津屋へ出ている」と偵知したからである...
吉川英治 「私本太平記」
...下総の多々羅や印旛沼附近は...
吉川英治 「随筆 新平家」
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