...お前は神人合一の教理が夙(とう)の昔から叫ばれているのを知らないのか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...)コルソオの街を灑掃(さいさう)する役夫(えきふ)は夙(つと)に業を始めつ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...翌朝は夙(はや)く起き...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...夙(はや)く出発した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...尊台ニハ夙ニ鉱毒事件ニ就テ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それに朝夙くから午過ぎの今時分まで何一つ口へ入れるではなし...
薄田泣菫 「旋風」
...夙(とつ)くの往時(むかし)に忘れてゐるらしく...
薄田泣菫 「茶話」
...頃合を測って夙川から戻ったのであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...女が朝夙(はや)く木戸をこじ明けて入って来ることも...
徳田秋声 「黴」
...二勝川春章は肉筆専門の浮世絵師宮川長春(みやがわちょうしゅん)につきて夙(つと)に色彩の妙技を学び得たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...草筆(そうひつ)の漫画には北斎広重また夙(つと)に世の称美する処となれり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...更に世紀文明の太初に遡つては夙に大ソクラテス並びに大プレトーンが全生命を傾注したる諧謔法を選んで永遠に若々しく呼号してゐる通りである...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...貝原益軒の如きは夙(はや)く蘭の藤袴なることを言つてゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」鎌倉行は夙約(しゆくやく)があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我々の祖先は夙(つと)に郡県の制を定めて...
柳田國男 「地名の研究」
...その中の一つが夙(はや)く文献の支援を受けて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...大才の聞え夙(つと)にたかく...
吉川英治 「三国志」
...夙(と)くに、石田の大叔父へも、ごあいさつに伺うのは当然だ...
吉川英治 「平の将門」
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