...彼の外面的な態度は、実はとても内面的な思考を反映している...
...彼女は彼の外面的なルックスよりも、中身を見るようになった...
...外面的な見た目で人を判断するべきではない...
...採用面接では、外面的な印象も重要視される...
...外面的な対応は問題解決に直結することがある...
...要するに下根粗笨(そほん)な外面的見断に支配されての迷妄に過ぎない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...人類は一体どうして堕落していくのだろうか? もろもろの家族を断絶させるものは何であろうか? もろもろの国民を無力にし破壊する贅沢の性質は何であろうか? われわれはわれわれ自身の生活のうちにそれが少しも存在しないと確信できるか? 哲人はその生活の外面的形式においてさえおのが時代より一歩進んでいる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それについて語られるものに對して外面的な規定であり...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...内容的真理はこの独立な形式的真理への外面的な付加・入であるのではなくして...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...外面的な形態の比較をなす限りの形態学には信頼することが出来なくなる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...でもその横柄(おうへい)さはむしろ外面的のものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...外面的規範の仮定である...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...その他の外面的教義の規定がこれである...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...外面的な恥辱を苦痛とするようになった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...外面的方便的なる利用や借用又は盲從や迎合などを意味する接近は...
波多野精一 「時と永遠」
...たしかに外面的には万事がうまくいったように見えます...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...単に外面的ではなくて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...外面的行動であったとしても...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...從つてそのとき價値の向上といふことも外面的に考へられるほかない...
三木清 「歴史哲學」
...自分がこの期間に文学の上で猛烈に自分を外面的に破壊したことを思い合わせ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...作家は自身の限界を突破しようとするやみがたい衝動とそれを作品にする外面的孤独沈静の時をのぞむやみがたい衝動との間を絶えず揺れているもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼女の鼻の外面的美的条件を見ただけで...
夢野久作 「鼻の表現」
...感覚派の感覚も所詮外面的糊塗であると云うがごとき者あらば...
横光利一 「新感覚論」
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