...彼の外面的な態度は、実はとても内面的な思考を反映している...
...彼女は彼の外面的なルックスよりも、中身を見るようになった...
...外面的な見た目で人を判断するべきではない...
...採用面接では、外面的な印象も重要視される...
...外面的な対応は問題解決に直結することがある...
...併し觀察の視點を外面的比較的の立脚地より内面的絶對的の立脚地に遷し...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...極(きわ)めて習慣的な外面的な概念に捕えられて...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...自己維持といふことは男子にも女子にも単に権威ある人間の存在に対する初歩の外面的先要条件である...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...その外面的の付属物はただ真理に到達する阻害と見なした...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...外面的現実にかへることである...
田山録弥 「心の絵」
...第二にその分類原理は非常に外面的でしかあり得ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...この内容に対して外面的でも偶然的でもないだろうから(前を見よ)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...少くとも外面的には...
豊島与志雄 「囚われ」
...沢子の許へ来て、何の片をつけるというのか? 昌作は九州行きを考えてみた時から初めて、沢子の存在が自分にとって光であるように感じただけで、外面的に云えば、二人は屡々顔を合して親しい心持になっているという以外に、何等の交渉もない間柄だったのである...
豊島与志雄 「野ざらし」
...結婚に関して正確な外面的定義を有しているため...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...西洋文明の外面的模倣の結果として...
中井正一 「調査機関」
...外面的なことしか知らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...実のところ万事はただ外面的なものでして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...小説からあらゆる外面的なもの(例へば筋とか動作とか風景など)を除去するために出來るだけ映畫を役立たせなければなりません...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...外面的心理学を樹立させようといきまくのはきっと彼等も私と同じような「木偶感」に縛されているからであろう...
松永延造 「職工と微笑」
...從つてそのとき價値の向上といふことも外面的に考へられるほかない...
三木清 「歴史哲學」
...「俺はそんな外面的の誇り...
夢野久作 「鼻の表現」
...或いは彼らの感覚的作物に対する貶称意味が感覚の外面的糊塗なるが故に感覚派の作物は無価値であると云うならば...
横光利一 「新感覚論」
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