...その件については、外聞上良くないので、口外しないようにしてください...
...彼女の行動は、一家の外聞を傷つけるものだった...
...祖父の死に関しては、葬儀式は質素に済ませ、外聞を汚さないようにした...
...彼は、自分の失敗によって一族の外聞を損なったことを後悔している...
...外聞を重んじる会社においては、社員個人の言動に対しても注意が払われる...
...外聞悪くて家にゃ置けない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...ここにいるのよ」恥も外聞も忘れて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...恥も外聞もないと決意の体で語り出した...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...孰(どつち)が外聞が惡いんだらう...
徳田秋聲 「絶望」
...見得も外聞もあったものではない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そんな度胸があるものか! やつらは外聞の悪い騒動を恐れるに違いない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それで床屋の職人だつて身持は能くねえしお袋も幾らか外聞を考へたんでせう...
長塚節 「おふさ」
...外聞の悪くないように...
夏目漱石 「こころ」
...お前さん」恥も外聞も忘れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう恥も外聞も忘れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恥も外聞もない身になりながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たゞ無暗とガミ/\腹をたてたつて――外聞が悪いばかしだ...
牧野信一 「池のまはり」
...私の……私のほうこそ……小さいときからいろいろ手塩にかけて頂いていて」もう恥も外聞もなくおろおろおろおろ泣きだしてしまっていた圓朝だった...
正岡容 「小説 圓朝」
...恥の外聞もポーズも投げ捨てたところで...
三好十郎 「恐怖の季節」
...やはり外聞をはばかって実行はしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「――そんな者にいられたんじゃこっちの外聞にもかかわるからね...
山本周五郎 「柳橋物語」
...近国(きんごく)へうわさがもれては外聞(がいぶん)にかかわるというので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...わけて、禄高の多い老臣ほど、滑稽(こっけい)なくらい、恥も外聞もなく、隠れこんだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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