...外目(よそめ)には...
土田耕平 「身代り」
...外目にはともかくも相当なコントリビューションにはなるであろうと思われるものが些細な欠点のために落第させられたり...
寺田寅彦 「学位について」
...つまり「同夜予は祕密に與かれる五通詞の外目付と大小通詞一同とを予の許に召集し」とヅーフは「日本囘想録」に書いてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...長吉(ちやうきち)は外目(よそめ)も可笑(をか)しい程(ほど)にぼんやりして居(ゐ)た事などを息もつかずに語りつゞけた...
永井荷風 「すみだ川」
...長吉は外目(よそめ)も可笑(おか)しいほどにぼんやりしていた事などを息もつかずに語りつづけた...
永井荷風 「すみだ川」
...本所羅漢寺(ほんじょらかんじ)の螺堂(さざえどう)も既に頽廃し内(なか)なる五百の羅漢のみ幸に移されてその大半を今や郊外目黒(めぐろ)の一寺院に見る...
永井荷風 「日和下駄」
...外目(よそめ)に見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...本人は一生懸命のつもりだろうが外目(よそめ)で見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...主(あるじ)たるものの身体(からだ)に鞭を当てねばならぬ心中の苦痛はいかばかり……外目(よそめ)には強く打つと見せて...
中里介山 「大菩薩峠」
...外目(よそめ)にはいつまでも大格闘が続くようにしか見られないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...外目(はため)で見てはわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...思ひの外目鼻立も惡くはなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ以外目的はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...然しながら需要と供給は案外目と鼻の間にあっても...
松本泰 「日蔭の街」
...外目(よそめ)に笑ふひまも無く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ただただ主君のご一命を獄中からお救い申しあげる以外目標はない...
吉川英治 「黒田如水」
...その外目につくのは部屋のつきあたりにある一間位の押入とテーブルの本の間に挟まって...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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