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上村松園 「画筆に生きる五十年」
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種田山頭火 「行乞記」
...ナポレオンが運命の夕べに南大西洋の孤島にさびしく終わってもその偉大さに変わりはなかった...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...朧々(ろうろう)としたる逗子の夕べ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...戻りつ蒼然(そうぜん)たる夕べのなかにつつまれて...
夏目漱石 「草枕」
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野口雨情 「雨情民謡百篇」
...風の吹く夕べの街へ出た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...リアルト号は夕べの火事で風邪を引いたかもな」本命馬を知っている大衆も...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...夕べ大いに役立ったよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...夕べは未だ暮れ切れなかつた街の彼方が霧のやうに烟つて遠くの灯りが滲むで見へた...
牧野信一 「秋雨の絶間」
...カルデヤの牧人が見出した夕べの星が輝き初(そ)むる時刻となると一勢に地にひれ伏して...
牧野信一 「歌へる日まで」
...楽しい夕べが訪れたならば...
牧野信一 「祝福された星の歌」
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三好達治 「故郷の花」
...秋の夕べはまして人の恋しさがつのって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心には秋の夕べをわかねどもながむる袖(そで)に露ぞ乱るるこんな歌も詠(よ)まれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...約束の夕べ、瀬戸口の邸(やしき)へのぞむと、十坪ばかりの道場に、弟子たち大勢がひかえていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...それは呉の国外にまで聞えている喬家(きょうけ)の二女を銅雀台において、花の晨(あした)、月の夕べ、そばにおいて眺めたいという野心です...
吉川英治 「三国志」
...夕べ迫ると、光秀も旅装をととのえて、本丸の広間に臨み、この日にかぎって、光春の家族たちと一緒に晩の食事をした...
吉川英治 「新書太閤記」
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