...孤獨の悲しさに遣瀬もない夕べ...
石川啄木 「二筋の血」
...そして茶をもって夕べを楽しみ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...その代りに現れる夏の夕べの涼風は実に帝都随一の名物であると思われるのに...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...九の一七月七日の夕べ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...汽車音の若葉に籠る夕べかな夕餉の後妹に少女雑誌を読みきかせていると如石が来た...
富田木歩 「小さな旅」
...百は流鏑馬(やぶさめ)の夕べを騒がして...
中里介山 「大菩薩峠」
...三日まで七兵衛の音も沙汰もなかったその夕べ...
中里介山 「大菩薩峠」
...はた見知らざる人々をも忘れて東明(しののめ)の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如くはたなびく小旗の如く涕かんかな或(ある)はまた別れの言葉の...
中原中也 「在りし日の歌」
...夕べは寝られなかった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...金色に輝く夏の夕べの雲...
原民喜 「かげろふ断章」
...八走れ飛ばせの夕べに引かへて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...ちやうど冬の夕べ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「夕べの素案だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...夕べは今にも窒息するかと思ったわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...カルデヤの牧人が見出した夕べの星が輝き初(そ)むる時刻となると一勢に地にひれ伏して...
牧野信一 「歌へる日まで」
...山寺の夕べの鐘の音にも斎宮の御涙は誘われがちであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宰相中将も身にしむ夕べの気に仏事中よりもいっそうめいった心持ちになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またかの夕べ大臣に聞こえ上げし一諾(いちだく)を知り...
森鴎外 「舞姫」
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