...夕べの鐘(かね)を鳴らすために...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...孤独の悲しさに遣瀬もない夕べ...
石川啄木 「二筋の血」
......
種田山頭火 「行乞記」
...……・あてもなくさまよう笠に霜ふるらしい寝るところがみつからないふるさとの空・火が燃えてゐる生き物があつまつてくる□起きるより火を焚いて悪水にそうて下る(万田)磯に足跡つけてきて別れる耕す母の子は土をいぢつて遊ぶ明日の網をつくらうてゐる寒い風別れきてからたちの垣身すぎ世すぎの大地で踊る・夕べの食へない顔があつまつてくる・霜夜の寝床が見つからない十二月十六日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...かれは柱によりかかりながら野を過ぎて行く色ある夕べの雲を見た...
田山花袋 「田舎教師」
...夕べに二時間ほどデイズ音楽堂に行っても...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...何といふ夕べだらう! 何と奔放で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...朝には夕べを騙り...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...夕べは今にも窒息するかと思ったわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...夕べうろついていたとしても...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...殿上役人でも弓の芸のできる者は皆左右に分かれて勝ちを争いながら夕べに至った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紫の女王の美は昔の野分(のわき)の夕べよりもさらに加わっているに違いないと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夏から秋の夕べはさまざまの虫が競争で鳴き立てる...
山本笑月 「明治世相百話」
...時には、馬の背も借りたり、足柄(あしがら)を越え、富士川天龍も渡って、その夕べ、豊川で宿(やど)をさがしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...今日の朝と夕べとが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...冷たい若人その夕べ...
吉川英治 「平の将門」
...何のためらいなく、被(おお)われている物をズルズルと引っ張りだしてみると、その夕べ、弦之丞が面(おもて)をくるんでいた紫紺色の頭巾の布(きれ)……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...朝(あした)あって夕べのわからぬ治乱興亡の間を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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