...そしてその床几と人物の背後(うしろ)には、夏萩があります...
上村松園 「虹と感興」
...夏萩は白い花をいい頃合に着けて...
上村松園 「虹と感興」
...夏萩の臙脂(えんじ)乱れ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...盛夏は夏萩が濃やかに門人ぽん太の墓碑を覆ひかくすのが常である...
正岡容 「根津遊草」
...ほんのりその灯が夏萩の茂みを濡らした...
正岡容 「寄席風流」
...じつは夏萩ではなく丈高い若竹の葉の露であつたらう...
正岡容 「寄席風流」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...「末枯(うらがれ)」「さざめ雪」「三の切(きり)」「冬至」「影繪」「夏萩」「潮の音」「老犬」の八篇...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...萩も夏萩などがあつて...
若山牧水 「秋草と虫の音」
...はつ夏うす日さす梅雨の晴間に鳴く虫の澄みぬる声は庭に起れり雨雲のけふの低きに庭さきの草むら青み夏虫ぞ鳴く真白くぞ夏萩咲きぬさみだれのいまだ降るべき庭のしめりにコスモスの茂りなびかひ伸ぶ見れば花は咲かずもよしとしおもふいま咲くは色香深かる草花のいのちみじかき夏草の花朝夕につちかふ土の黒み来て鳳仙花のはな散りそめにけり伊豆紀行二月九日...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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