...彼は変質者だと言われている...
...変質者が逃走中です...
...彼女は変質者に襲われたが、助けが来たため逃げ切ることができた...
...あの事件は変質者によるものだったということがわかった...
...彼は変質者ではないが、奇怪な仕草が多いため周囲から怪しまれている...
...僕はどこか変質者らしいところがあると見えて...
海野十三 「深夜の市長」
...僕のような変質者にとって...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...だが、諸戸の様な、謂わば変質者を、常軌(じょうき)で律(りっ)することは出来ぬのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私ひとりが、変質者だ...
太宰治 「春の盗賊」
...焼酎が好きなどゝいふのは――彼がほんたうにさう感じてゐるならば――彼は間違なく変質者だ...
種田山頭火 「行乞記」
...二十年の三助生活が彼をその様な変質者にしたのか...
富田常雄 「刺青」
...精神異常のいわゆる変質者ですよ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...そんなことをしてまでも悪事には不感な変質者であるやつらは...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...丈太郎は一種の変質者で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...気違いや変質者の仕業なら四年もつづくはずはなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丁度その僕と同じ精神変質者であつたからだ...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...それに私はとても変質者だから...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それに私はとても変質者だから駄目ですの...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ことさらに残酷なことを好む変質者のように見られているが...
久生十蘭 「無月物語」
...変質者的刺激追求者の心理の描写には少なくも伝統的な「日本的」と相容れないものがある...
平林初之輔 「『心理試験』を読む」
...悪くいえば変質者に近いほど怖いもの知らずのマタ・アリである...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...G氏が彼女の云ふやうな平凡な変質者だなどとは思ひもしなかつたし...
牧野信一 「痴酔記」
...だから彼の教育論道徳論は異常児や変質者にはあてはまらない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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