...帰り路にカロラインは私たち二人の変わり果てた態度にすぐ気がついて訝(いぶか)りだした...
有島武郎 「フランセスの顔」
...自然にも不自然にも変わり果てた...
伊藤左千夫 「落穂」
...なんと変わり果てた松永青年! あたしの胸にはムラムラと反抗心が湧きあがった...
海野十三 「俘囚」
...それより後は何もかも変わり果てたることになりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...あんたはこの老いて変わり果てた殺されたような白髪の男が今受けている刃の一刺しを数えているのに...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...愛しい父上様の変わり果てたお姿を見るようなこととなれば...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
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