...あなたは大変な人を伴(つ)れて御出でなすった...
芥川龍之介 「路上」
...何せ、私のいた家(うち)の姐(ねえ)さんという人が、大変な人で、外国人の遺産が手に入って、すっかり財産家になってしまったんです...
徳田秋声 「仮装人物」
...兵馬が変な人があればあるものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時ゴーリキは大変な人気を一身に集めて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...大変な人でしたよ」佐の市もだいぶ悩ませられたらしく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その通行のおりには大変な人気であった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...変な人が置いて行った手紙だもの...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...公園は大変な人出だつた...
林芙美子 「瀑布」
...「あなたも変な人ですなあ...
火野葦平 「花と龍」
...子供達の間に大変な人気があって...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それは/\大変な人出ですぞ...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...大変な人気の由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それも言わないで夜中に変な人だと聞耳(ききみみ)をすますと...
室生犀星 「蛾」
...栄二 変な人だな...
森本薫 「女の一生」
...その夜は夢にも幻にもその国の言葉が頭に浮ぶというから大変な人であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...「まあ、変な人ねえ、アンタは……何をソンナに怖がるの……何処へ行くのイッタイ……おかアしな人ねえ……ホホホホホホホホ……」しかし部屋を出て行った青年が、応接間の重たい扉を、向側からバタンと大きな音を立てて閉めると、眉香子の笑い顔が、急にスイッチを切り換えたように冷笑に変化した...
夢野久作 「女坑主」
...どこへ行ってしまったのでしょう」「いないや」見まわして――「変な人だなあ」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大変な人だかりさ」「さては昼間から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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