...娘も壻も極(きま)り悪さに...
芥川龍之介 「奇遇」
...今度の壻を取りたさはどの位痛切だか知れなかつた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...さて壻(むこ)の方にては此をどり場をもわがいへのまへにまうけおき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...とにかくそういう抜目(ぬけめ)のない男の事ですから学士になって或地方の女学校の教師になると間もなくその土地の素封家(そほうか)の壻養子(むこようし)になって今日では私立の幼稚園と小学校を経営して大分評判がよい...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...是れも前に言う通り壻養子したる家の娘は親の家を継ぐ者なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...其婦徳に過ち無りしを壻に示す...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...壻が刀自に信頼せず...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...飴屋の爺(じ)いさんの内へ壻入(むこいり)のあった事を慥めた...
森鴎外 「雁」
...標札にあった巡査がその壻なのである...
森鴎外 「雁」
...とうとうそんなことわり憎い壻さんが来るようになったと云うものもある...
森鴎外 「雁」
...信政の姉壻になっていたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この女壻が為隣(いりん)で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...婦壻(よめむこ)の間にヂソナンスのなかったことが思い遣られる...
森鴎外 「渋江抽斎」
...穉くて美作国(みまさかのくに)西北条郡(にしほうじょうごおり)津山(つやま)の城主松平家(まつだいらけ)へ壻入(むこいり)した人であったそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...四歳の壻君(むこぎみ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...五百の姉壻長尾宗右衛門は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...壻は新宿(しんじゅく)の岩松(いわまつ)というもので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...東清の壻養子であらう...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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