...一行四人は兵衛(ひょうえ)の妹壻(いもうとむこ)が浅野家(あさのけ)の家中にある事を知っていたから...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...しかし炉側(ろばた)に胡坐(あぐら)をかいたお民は塩豌豆(しほゑんどう)を噛みながら、「又壻話かね、わしは知らなえよう」と相手になる気色(けしき)も見せなかつた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...壻(むこ)の事(こと)はあきらめましても...
芥川龍之介 「藪の中」
...壻(むこ)は卑しき農夫なりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...あらためて壻(むこ)に盃を与(あた)ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さて壻(むこ)の方にては此をどり場をもわがいへのまへにまうけおき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...それでもそれは単に彼一人の丹精ではなくて壻の文造が能くぶつぶついわれながら使われた...
長塚節 「太十と其犬」
...昼間は壻の文造に番をさせて自分は天秤を担いで出た...
長塚節 「太十と其犬」
...又近くは同國の皇壻「アルバルト」公は...
福沢諭吉 「帝室論」
...禮儀典三六、牲理三書圖解、男女初婚今俗人家女之母同入房、以果酒禮壻、而用素帛一幅置之壻袖中謂之交親、壻拜受之、厥明以驗女之貞潔其則有傳示於人者、今江淮多用之、雖士大夫亦有所不能變者蓋淪於塵俗而莫之覺也、其爲可噌甚矣、寧不有於風教乎、とあるが此書の出來た以前に此物の記事は無い物にや)...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...その壻殿が自分の内へ這入り込んで来るのを...
森鴎外 「雁」
...とうとうそんなことわり憎い壻さんが来るようになったと云うものもある...
森鴎外 「雁」
...伊沢家の女壻になった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この年に五百の姉壻長尾宗右衛門が商業の革新を謀(はか)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これに壻を取って家を護ろうとしていると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...文一郎が壻入をしたようであった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...此(この)壻(むこ)は或は眞志屋の一族長島氏の人であつたのではなからうか...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...壻殿は自由に之を訪問する...
柳田國男 「瀬戸内海の島々」
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