...新井田の奥さんは思う壷どおり...
有島武郎 「星座」
...綺麗に掃除されたラムプの油壷は瑠璃色(るりいろ)のガラスで...
有島武郎 「星座」
...こっちの思う壷だ...
海野十三 「人造人間の秘密」
...憔悴しきった金壷眼(かなつぼまなこ)で...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...さらに監房の中に机と筆と墨壷までがはいる...
大杉栄 「獄中消息」
...その壷には茶が入れてあり...
田中貢太郎 「涼亭」
...ペンを赤インキの壷に插し込んだ...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...蕾手折りし快に晴れ空を射む矢壷空しく成り果てし濁煙の街の星なる聖者かなさやのなき刃いつしか人を切る妻もなく物乞ふ人の無我なれや牛の骨...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...元来脆(もろ)いこの壷の口の処が少しばかり欠けてしまった...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...こわれない別の青い壷との二点をさげておめおめと帰って来た...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...展覧会で童女像を見た事と壷のアドヴェンチュアーとは一見何の関係もない事のようである...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...それを瀬戸の壷にに」]つめ...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...誰も居ないのを見定めて骨壷をを」]しまった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...その後へ骨壷をを」]しまった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...陛下の左手の塩壷の前に置かれました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...それこそ我らの思う壷ではないか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「兵隊」とんと壷外れでクサリ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...はゝア壷焼きだなと感づいた頃はもう好し悪しなしに燗のつくのが待ち遠かつた...
若山牧水 「岬の端」
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