例文・使い方一覧でみる「売り飛ばす」の意味
スポンサーリンク...あとはおおかた売り飛ばすか... 
芥川龍之介 「樗牛の事」
...（まだ寒い期節）三日後には売り飛ばす...
石川三四郎 「百姓日記」
...着物などは売り飛ばすのに手頃だが...
海野十三 「探偵会話 下駄を探せ」
...スケコマシ（女を売り飛ばす）をするような俺じゃねえ」この猪沢市太郎に砂馬は俺がその娘の照子をどこかへ売り飛ばしたみたいに言ったのだろうか...
高見順 「いやな感じ」
...ほんとは売り飛ばすよりかおさえたままで人に貸すほうがずっと儲かる...
高見順 「いやな感じ」
...屑屋に売り飛ばすというほどの知恵も浮ばない...
中里介山 「大菩薩峠」
...薪として売り飛ばすよりは過分な代価を払っての上に...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこの百姓か知れないが、おそらく、この馬子は、かなり人のいい方であっても、この馬の狂乱を理解することができないで、家へ帰ってから後、相当に馬を譴責（けんせき）することでしょう――もし、乱暴の主人でしたなら、危険の虞（おそ）れある荒（あば）れ馬として、売り飛ばすか、つぶしにすることか知れたものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを二束三文に売り飛ばすという悪い癖（くせ）があった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...女房（にょうぼ）を売り飛ばすとか」「止（よ）して下さいよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...売り飛ばすかしたんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三上が伝馬を売り飛ばすか質に入れるかするといった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...のろのろと漕（こ）いで来たんだい」「売り飛ばすつもりなんだ！」「買い手はあるつもりかい」「売り物だったら買い手もあろうじゃないか」おやじは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...不名誉と屈辱を防ぐために、私を売り飛ばす...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...乗客を執（とら）え売り飛ばす人ありといえるは...
南方熊楠 「十二支考」
...已（や）むを得ず二束三文に売り飛ばすと...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...競馬のときになると売り飛ばすんだって...
横光利一 「上海」
...あの奥へ連れて来た娘をおまえ売り飛ばすつもりなんだね」「でッけえ声をするなよ...
吉川英治 「江戸三国志」
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