...彼女の声調が変わったとき、怒っていることがわかった...
...彼は中国語の声調をすぐに覚えた...
...声調が違うと、同じ発音でも意味が違ってしまう...
...友達が英語の発音練習で、声調に注意している...
...中国料理を注文するとき、声調が分からず言葉が通じなかった...
...而も安易な声調に感心した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その淡然たる声調の上に何処ともなく...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...唯(ただ)能(よ)く統一した一首の声調に...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...一首の声調に作者の淋しい内的情態が...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...声調が長唄ほどうわずった騒々しさがないのとで...
徳田秋声 「縮図」
...伊藤侯の音吐朗徹声調抑揚あるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...全くその声調の節付けてる音楽の中に存しているのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...その秋の汝の胸を破るかな!」の悲壮な声調で始まつてる「秋」の詩...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...人の心を優しく包むような憂鬱な声調でほのぼのと朗読を始めた...
久生十蘭 「魔都」
...さて、真名古は、今いったような妙な恰好で、梯子に宙乗りをしながら一見茫乎として空を仰いでいたが、やがてバラリと腕を解くと、惨憺たる声調で、「畜生、この警察にあいつの一味がいやがったんだ...
久生十蘭 「魔都」
...もし彼の顔面筋の運動から彼の心情を読むことが不可能であるとするならばそれは彼の声調に就いてゞも亦同じことが想はれる...
平出修 「逆徒」
...稍々(やや)ともすると荘重な華麗な声調を要する筈の唱歌が震えて絶え入りそうになったが...
牧野信一 「ゼーロン」
...奏雅声調人暢和...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...詩歌の妙実に一分は声調に存する也...
山路愛山 「詩人論」
...人喜べば其声和す、其声和すれば即ち句々繚繞(れうぜう)して出づ、七情の動く所、声調乃ち異なり、詩人たる者此理を知らざるべからず、而して此れ文典の教へざる所、詩律の示さゞる所、之を弁知すべきもの唯耳あるのみ...
山路愛山 「詩人論」
...見たところ恰幅はまるで村夫子(そんぷうし)然としているしその声調もひどく穏やかで...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...その声調は同伴者たちに一様の戦慄(せんりつ)を与えた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...さびのある声調と...
吉川英治 「三国志」
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