...十七 石仏寺芸術的エネルギイの洪水の中から石の蓮華が何本も歓喜の声を放っている...
芥川龍之介 「雑信一束」
...正面から馬琴に怨声を放って挑戦したのは京山(きょうざん)一人であったが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...声を放って哄笑するのも...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...声を放って泣いたそうな...
太宰治 「喝采」
...声を放って泣いてしまった...
太宰治 「斜陽」
...声を放って泣きました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...僕もおいおい声を放って泣いたよ」と...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...声を放って泣くのです...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...「ウーム」声を放って感嘆した...
正岡容 「小説 圓朝」
...私陀林中にさまよい声を放って泣く時...
南方熊楠 「十二支考」
...祈祷(きとう)に大声を放っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私は大声を放って慟哭(どうこく)した...
村松梢風 「猫料理」
...声を放って哭(な)く多感な旗本輩(はたもとばら)もある...
吉川英治 「上杉謙信」
...声を放って泣き悲しんだ...
吉川英治 「三国志」
...「もし魯粛(ろしゅく)が、例の問題を持出して、荊州のことを云い出したら、君には、声を放って、お哭(なげ)きになられたがよいでしょう」「そして?」「あとは私が、よいように、そこの所を計らいますから」やがて魯粛はこれへ着いて、堂上に迎えられ、かつ上席に請ぜられた...
吉川英治 「三国志」
...声を放って哭(な)いた...
吉川英治 「三国志」
...そこでは声を放って苦情をいう者はないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...領民も怨嗟(えんさ)の声を放っているとは...
吉川英治 「平の将門」
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