...「救ひ」の道に於ける自己の現在の位置を正直に反省することを敢てせざる大言壯語の徒か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...此程(これほど)噴出(ふんしゆつ)の景況(けいきよう)は壯觀(そうかん)であつたに相違(そうい)ない...
今村明恒 「地震の話」
...かねて氣を壯にす...
大町桂月 「赤城山」
...鞭を手にした彼女の姿は昔の童話の魔法の鏡の中からやさしく微笑みかける勇壯な女丈夫の姿を偲ばせる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
......
武田祐吉 「古事記」
...血氣壯(けっきさかん)な若(わか)い手合(てあひ)が感(かん)ずるやうな樂(たの)しさ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...トロイアをあとに航してアカイアの壯士故郷に歸る時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...壯麗のおのが姿にほこらひつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...青銅をもてわれ/\の耳を斬るべく壯語しき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...操守堅固の壯年政治家として議院の内外に高名なりし尾崎行雄氏が十數年以來利害苦樂を共にせる政友に別れて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分は落花の後に來る深緑や熾烈な日光の萬物を生育する無限の活力やさうして我々がそこに眼を放つ時に全身がむづ/\する程壯烈な感を起すことなどを主張して見たが佐治君は冷かなること石の如くであつた...
長塚節 「教師」
...定律詩の如き強壯にして確乎たる魅力を示すことがない...
萩原朔太郎 「青猫」
...トルストイの晩年に於ける悲壯な生活など...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...何か悲壯に近いものである...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...それがその少年期、青年期、壯年期、老年期を順次に經過すると見られることはブライシヒなどの場合と同樣である...
三木清 「歴史哲學」
...俺からいふとお前が強壯(きやうさう)過(す)ぎると謂(い)ひたいね...
三島霜川 「青い顏」
...高きに登りて小便をする程壯快な事は無いと云つた人があるが...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...この妙心寺境内の壯麗な古い建物のなかでは...
室生犀星 「京洛日記」
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