...金ずくめの壮麗な殿堂...
谷譲次 「踊る地平線」
...ツァーの肖像に並べて掲げてある壮麗な建築物の額を指しながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この場の盛儀のもつと壮麗な眺めを見わたしているうちに...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...壮麗なる古代の装飾に囲繞(いにょう)せられて...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...ヒマラヤをしのぐ壮麗な氷河が...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...この像は見事な透彫の壮麗な宝冠をいたゞき...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...一つは巨人の持っている人間愛の雄大壮麗な現れであったと言うべきである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...高田御殿という壮麗なる御殿まで出来ていました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを整理して壮麗な文体で一つの作品を残したいとも思った...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...壮麗な御車寄へ歩を進め...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...すると間もなくアンドロメダの渦状星雲が見るも壮麗な大幅を拡げて輝きはぢめるのだ...
牧野信一 「凩日記」
...壮麗な大気の静寂を縫つて無限の面持で流れをも忘れたかのやうな吹雪川は...
牧野信一 「バラルダ物語」
...暗い森かまたは壮麗な広間で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...ローマ人たちに対して用意していた・諸種の装備において華美壮麗な・自分の軍隊をハンニバルに示し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)わたしはそんな壮大な・壮麗な・豪華な・快楽はのぞまない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その壮麗な魏宮の庭園に立たせ...
吉川英治 「三国志」
...その宏大壮麗な一地域であって...
吉川英治 「私本太平記」
...また次の出陣の前に壮麗な会堂を建てようとして...
和辻哲郎 「鎖国」
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