...老幼ハ溝壑ニ転ジ壮者ハ去テ他国ニ流離セリ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...]老幼ハ溝壑ニ転ジ壮者ハ去テ他国ニ流離セリ...
田中正造 「直訴状」
...壮者には想像だに及ばないほどの努力であった...
豊島与志雄 「二つの途」
...「すわ!」吉村右京は血気盛んの壮者(わかもの)であったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...玉ちゃんかい」「米友さん」この子供のような年寄のような壮者(わかもの)のような奇妙な男の名は米友というのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...せめては少壮者を全く存せんと決したが...
南方熊楠 「十二支考」
...「弘前には少壮者中に中村春台(しゅんたい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...口許(くちもと)にも壮者のような力があった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...その丈夫な事血気の壮者を凌(しの)ぐどころでない...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...「なに、右備えも」と、この老軍師は、もう齢(よわい)も六十をこえている身を、そう聞くと、壮者のように、槍を杖にして、ぬっと立った...
吉川英治 「上杉謙信」
...年はとっても壮者をしのぐ若さの人もある...
吉川英治 「三国志」
...まったく壮者も及ばぬお働き...
吉川英治 「三国志」
...菊池武時には、べつに、寂阿(じゃくあ)の法名もあり、入道姿だが、年はまだ四十三、四の壮者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...わけて後醍醐はまだまだ壮者だ...
吉川英治 「私本太平記」
...壮者(そうしゃ)にまけない足どりで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...壮者もしのぐお元気...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...父の血色に壮者のような紅味(あかみ)を見た...
吉川英治 「柳生月影抄」
...何処へ行く?壮者(わかもの)のような迅い足で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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