...即ち二十四歳なる少壮者の議論なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...壮者には想像だに及ばないほどの努力であった...
豊島与志雄 「二つの途」
...玉ちゃんかい」「米友さん」この子供のような年寄のような壮者(わかもの)のような奇妙な男の名は米友というのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...随って彼の交際する範囲は三四十代の壮者に限られて居るのである...
長塚節 「太十と其犬」
...壮者の活動を続けようとしたら...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...壮者をしのぐ概(おもむき)がある...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...少壮者は往々夜宴の開かるるを待ち兼ねて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...* * *パアシイ族の少壮者は外国語を教えられているので...
森鴎外 「沈黙の塔」
...この少壮者の間に新しい文芸が出来た...
森鴎外 「沈黙の塔」
...当時秋月には少壮者(しょうそうしゃ)の結べる隊(たい)ありて...
森鴎外 「みちの記」
...視力がややおとろえたのを除けば壮者をしのぐ健康をもっていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...時は壮者にとりては無用である...
横光利一 「日輪」
...「なに、右備えも」と、この老軍師は、もう齢(よわい)も六十をこえている身を、そう聞くと、壮者のように、槍を杖にして、ぬっと立った...
吉川英治 「上杉謙信」
...壮者の旺(さかん)な血ほど...
吉川英治 「三国志」
...なお壮者をしのぐものがあった...
吉川英治 「三国志」
...三十すぎの壮者にも似ず...
吉川英治 「私本太平記」
...壮者(そうしゃ)にまけない足どりで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...父の血色に壮者のような紅味(あかみ)を見た...
吉川英治 「柳生月影抄」
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