...老幼ハ溝壑ニ転ジ壮者ハ去テ他国ニ流離セリ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...壮者を凌(しの)ぐ趣がおありになるのは羨しい次第である...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...食を頒(わ)けるときも強壮者が美味をとり老弱者に余り物を与えるのが匈奴(きょうど)のふうであった...
中島敦 「李陵」
......
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...壮者の活動を続けようとしたら...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...今を盛りの年頃に容赦なく世を捨てて逝(ゆ)く壮者に比(くら)べると...
夏目漱石 「思い出す事など」
...原坂ら足の早い壮者と連れ立って出発した...
本庄陸男 「石狩川」
...嫡子(ちゃくし)光尚の周囲にいる少壮者(わかもの)どもから見れば...
森鴎外 「阿部一族」
...* * *パアシイ族の少壮者は外国語を教えられているので...
森鴎外 「沈黙の塔」
...視力がややおとろえたのを除けば壮者をしのぐ健康をもっていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...霜の真白い浅瀬に足を踏張(ふんば)って網を投げている翁の壮者を凌(しの)ぐ腰付を筆者が橋の上から見下して...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...この壮者があの老いぼれ如きに...
吉川英治 「剣の四君子」
...なお壮者をしのぐものがあった...
吉川英治 「三国志」
...壮者輩(わかものばら)にまじって...
吉川英治 「三国志」
...壮者はもっと遠くへ避難し...
吉川英治 「新書太閤記」
...壮者もしのぐお元気...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...何処へ行く?壮者(わかもの)のような迅い足で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...かんかん虫には余り屈強な壮者はいなかったようである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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