...この映画の結末は悲壮美に満ちている...
...彼女は散り際に悲壮美を漂わせながら微笑んだ...
...小説のラストシーンは悲壮美に包まれていた...
...彼の人生は悲壮美に彩られていたと言えるだろう...
...絶望的な状況でも悲壮美を感じさせる詩を書くことができる詩人がいる...
...それは西山にとってはどっちから見てもこの上なく厳粛(げんしゅく)な壮美な印象(イメージ)だった...
有島武郎 「星座」
...大和民族はもともと豪壮勇敢な悲壮美に富んでいるが...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...哲士の性情を論ずといふかその胸にはすなはち大慈大悲の霊泉を湛へその腔にはすなはち神妙壮美の世界観を包蔵す...
津田左右吉 「史論の流行」
...彼はその悲壮美の主となっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...英雄的悲壮美を経験するのである...
永井荷風 「虫干」
...更に血で以て「意力」の壮美を描いたゴルキーの現実は「曾て人間であったところの動物」の旗揚物語である...
中野秀人 「第四階級の文学」
...また一種の凄壮美に満ち満ちたものだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...優美と壮美の匂いの差がある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...岩壁の壮美にかわって...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...壮美なものとはなしえない救いがたいもの淋しい思いでいっぱいだった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...この幸福と不死との『壮美なる宮殿』この真理と徳性との『厳粛なる殿堂』は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...高壮美真の如き理想の歌はれたる恋愛学慈悲友誼...
山路愛山 「明治文学史」
...領民たちはその壮美なすがたに心をうたれ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...一種の壮美であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...きょうはことに壮美(そうび)の極致(きょくち)にえがきだされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なおさら壮美に見せた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのほか扈従(こじゅう)近臣の壮美な粧(よそお)いに至っては...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんという壮美な活景だろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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