...黒溝台(こくこうだい)の悪戦に壮烈な戦死を遂げた...
石川啄木 「鳥影」
...上から真逆落(まっさかおと)しに敵機へぶつかって組みあったまま燃落ちるもの――壮烈な空の肉弾戦だ...
海野十三 「空襲警報」
...壮烈なる空中戦の結果...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...実に壮烈なものである...
太宰治 「花吹雪」
...壮烈なコンゴー河下りの大冒険をなすのであります...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...舗石(しきいし)の戦(いくさ)は叢林(そうりん)の戦に劣らず壮烈であり悲壮である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一種の壮烈さによってその恐ろしさを贖(あがな)われることがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...壮烈な玄白斎の声であった...
直木三十五 「南国太平記」
...のみならず彼(あ)の様な詩を作るものに限つて決して壮烈の挙動を敢(あへ)てし得ない...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...その壮烈さに胸を打たれ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...正三は壮烈な気持が湧(わ)いて来た...
原民喜 「壊滅の序曲」
...そんな意味のことを壮烈な方言で附け加へて...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...壮烈な進撃とは云っても...
森鴎外 「あそび」
...しかし壮烈だとか...
森鴎外 「あそび」
...哲学や宗教が産み出す・壮烈な・人の鑑(かがみ)となるような・努力はしばらくおく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...藤田先生は『壮烈をたのしむ徒』ということを云われました...
山本周五郎 「新潮記」
...あえてすべてを祈りへ捧(ささ)げて壮烈な自滅を取ッたようなお方もただ一人はありました」問「それはどなたです」答「正成どのです」衆「……ああ...
吉川英治 「私本太平記」
...彼はそこに壮烈な一図を描きだしてみたい思いにそそられだしたらしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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