...これよりも壮大な墳墓にふりかかったのと同じ運命をそれがたどらぬように守ることができるものがあるだろうか...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...博士コハクは壮大なる操縦盤の置かれた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...壮大な風景は一応静止の状態にあると言える...
外村繁 「澪標」
...街は壮大な花のようであった...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...南北エジプトを統一して「白壁」と呼ばれる壮大な王城を建てた...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...この壮大な景観の中で...
久生十蘭 「白雪姫」
...有史以前の壮大な抒情感(リリスム)...
久生十蘭 「地底獣国」
...大いなる蝙蝠傘(こうもりがさ)をさした二人の東洋人を乗せ大工場の移転のごとき壮大な爆音をたて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...なんという壮大な眺めだろう...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...作家のフィリックス氏は幼いネリーに途方もない壮大なおとぎ話をして楽しませている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...年が年中六畳の間に立て籠(こも)って居る病人にはこれ位の広さでも実際壮大な感じがする...
正岡子規 「車上の春光」
...美しく壮大なゴシックの寺院などです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何ごとか壮大なものの傾き襲ってくる激しさも覚えて彼は空を仰いだ...
横光利一 「旅愁」
...ルハアレンの詩が近世の鋼鉄で出来た器械の壮大な音(おと)に富んで居るのを更に押し進めたものだとも見られる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...壮大なる東華門のうちからのこのこ出てきた...
吉川英治 「三国志」
...壮大な力強さをもって...
和辻哲郎 「樹の根」
...壮大なものであった筈である...
和辻哲郎 「鎖国」
...異様に力強い壮大なものがある...
和辻哲郎 「城」
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