...これよりも壮大な墳墓にふりかかったのと同じ運命をそれがたどらぬように守ることができるものがあるだろうか...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...壮大なハドソン河の絶景が望まれるのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...すべてに壮大な面影があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いかにも痛ましいまた壮大な光景であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この十万人の研究組織をつくることのできたアメリカの国家機構の壮大なる運営才能であったというべきであろう...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...こうした壮大な仮説は...
中島敦 「環礁」
...この意地こそは誠(まこと)に凄(すさま)じくも壮大なものと言わねばならぬ...
中島敦 「李陵」
...実に壮大な宴を張った...
林芙美子 「落合町山川記」
...一個の壮大なる事物を分てば数個の繊細なる事物となるべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...四季の題目を以てこれを例せんに夏山 夏野夏木立(なつこだち)青嵐五月雨(さみだれ)雲の峰 秋風野分(のわき)霧 稲妻天(あま)の河(がわ)星月夜 刈田凩(こがらし)冬枯(ふゆがれ)冬木立 枯野 雪時雨(しぐれ)鯨(くじら)等はその壮大なる者なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...この壮大な天然を放擲(ほうてき)して置いてはいけない...
柳田国男 「雪国の春」
...やや暫(しばら)くその壮大な構えを眺めていた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...彼が藩侯の別殿かと思ったあの壮大な邸宅であった...
山本周五郎 「半之助祝言」
...数町に亘る壮大なものが...
横光利一 「欧洲紀行」
...壮大なる東華門のうちからのこのこ出てきた...
吉川英治 「三国志」
...「増鏡」はその壮大な列を写して...
吉川英治 「私本太平記」
...田舎に在る堂宇としては実に立派な壮大なものであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...その結構の壮大なことが彼の眼を驚かせた...
和辻哲郎 「鎖国」
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