...更(さら)に又所謂(いわゆる)壮士芝居の劇中人物になつたものである...
芥川龍之介 「本所両国」
...僕はかういふ壮士芝居の中に「大悪僧(だいあくそう)」とか云ふものを見...
芥川龍之介 「本所両国」
...僕はこういう壮士芝居の中に「大悪僧」とかいうものを見...
芥川龍之介 「本所両国」
...何処かの壮士芝居で見た悪党弁護士を思出させた...
石川啄木 「菊池君」
...却(かえ)って壮士芝居の方が面白いというようなことになる...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...氏は壮士芝居を見て居っても...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...とうとう壮士芝居の一座に這入(はい)った...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...川上音二郎の壮士芝居の人気は素晴らしかったので――彼れが俳優として非凡な腕があるからというのではなく――書生が(自由党の壮士が)演説と芝居とを交ぜてするという事が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...壮士芝居の人物を月旦(げったん)していることもあった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...壮士芝居勃興(ぼっこう)のころ女優となったりして...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...何も悪くいふわけではないが古いといふ意味とは違つた壮士芝居沁みて...
牧野信一 「月評」
...いつか東京へ連れられて壮士芝居といふものを見...
牧野信一 「サクラの花びら」
...木下吉之助らが壮士芝居へも加入して...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...壮士芝居がかっているのに...
正岡容 「寄席」
...旅廻りの壮士芝居専門の興行師で...
正岡容 「寄席」
...川上音二郎の壮士芝居がかかっていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その頃漸く擡頭し出した壮士芝居というものの役者になって...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...壮士芝居というものも盛んであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索