...「ああ、あの酒壜...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...飲さしの二合壜(びん)と...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...酒壜やコップがごちゃごちゃ並んでいた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...それにしても硝子壜の中に血液らしいものも水のようなものも溜(たま)ってないのは不思議だった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...洋酒の壜(びん)以外は...
海野十三 「地獄の使者」
...その洋酒の壜(びん)にぶら下げられた値段札の数字に釘づけになっていたという方がいいだろう...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...この壜の中には、極めて貴重な秘薬(ひやく)が入っているのだった...
海野十三 「蠅」
...鏡台のまわりの化粧壜や...
豊島与志雄 「黒点」
...ビールの壜(びん)を傾けつくし...
中里介山 「大菩薩峠」
...一人の助手はコロロホルムの滴壜を持つた...
南部修太郎 「疑惑」
...もうこうなったら殺しちまう! と叫びながら側にあったウイスキーの壜をとって打ってかかりました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...一升壜(びん)の空になりかけたのを呆(あき)れて眺めた...
林芙美子 「浮雲」
...夥(おびただ)しいガラス壜(びん)が気味悪く残っている処(ところ)や...
原民喜 「廃墟から」
...俺は壜を縦にしたり横にしたりして電灯に透かして見ていたが...
久生十蘭 「魔都」
...片手に酒の壜をさげた光子と...
牧野信一 「熱い風」
...自分の前に立っているウイスキイの壜(びん)に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...若い娘が繩でつるしたガラス壜を歩道において...
「赤い貨車」
...この寂び古びた壜や箱の藥品が私には常に氣になつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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