...壁間には家具を置けないから、収納スペースを別途作る必要がある...
...この部屋の壁間には本棚を設置する予定です...
...壁間の隙間に入り込んだゴミを掃除機で吸い取りました...
...絵画を飾るため、壁間に照明を設置しました...
...壁間に埋め込まれた隠し扉があり、驚きました...
...既(すで)に然るからはこれを果亭と認めて壁間(へきかん)にぶら下げたのにしろ...
芥川龍之介 「鑑定」
...壁間亦(また)この檀口雪肌(だんこうせつき)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...壁間の受影幕にうつっているのだから...
海野十三 「宇宙戦隊」
...四方の壁間にとりつけられた...
海野十三 「金属人間」
...壁間にズラリと並んでいた...
海野十三 「深夜の市長」
...壁間の大時計は三時五分を指していた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...銃を壁間に立てかけてにこにこと問題の函の方に近付いて来たのであるが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ボウイが正面壁間(ブルワアク)の黒板へ何か書き出す...
谷譲次 「踊る地平線」
...左側の壁間に掛けられた油絵の肖像畫の上に落ちて...
谷崎潤一郎 「少年」
...あどけなさをそのままに保存してエメラルド色のひとみを上げて壁間の聖母像に見入っているのである...
寺田寅彦 「青衣童女像」
...来青閣壁間の書幅を替ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...懸偈壁間焚仏意...
夏目漱石 「思い出す事など」
......
林芙美子 「新版 放浪記」
...壁間にかけられてある「玉井組」名入りの弓張提灯を見た...
火野葦平 「花と龍」
...壁間(へきかん)に怪しげな油絵の額が沢山かかっていた...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...居室の壁間に懸けてあつたフエンシング用の針金入面覆(ワイヤーフエンシング・マスク)を指し...
吉川英治 「折々の記」
...宗湛は慥(しか)とそう意志しながら静かに壁間の懸物(かけもの)を外(はず)して巻き...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふと壁間のそれへ眼をやると...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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