...近々やられる成功調査を金のない爲めに無事通過し難がつてゐる未墾地...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...さらに奥地の開墾地へとかえってゆく人々にちがいなかった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...黄金(こがね)なす柑子(かうじ)は枝(えだ)にたわわなる新墾(にひばり)小野(をの)のあらき畑(ばた)...
薄田淳介 「白羊宮」
...味もそつけもない開墾地風な建てかたでございます...
辻村もと子 「早春箋」
...わたしはまた関守さんを相手に、この古館(ふるやかた)を新しくするいろいろの設計や、田畑の開墾や、人の出入りなどに気を配らなければなりませんから」「ずいぶんお忙しくっていらっしゃいましょう、それならば、わたしでお役にたちますことならば、一生懸命おつとめを致しましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...明日からでも開墾の皆様と御一緒に...
中里介山 「大菩薩峠」
...開墾の方が予定よりもずっと速(すみ)やかに進んだことのお祝いを兼ねて...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は其(その)開墾(かいこん)の仕事(しごと)が上手(じやうず)で且(か)つ好(す)きである...
長塚節 「土」
...こんで毎年(まいとし)四五反歩位(たんぶりぐれえ)は打開墾(ぶちおこ)すんだから」勘次(かんじ)は蹙(しが)めた顏(かほ)の筋(すぢ)がゆるんだ樣(やう)になつておつたの前(まへ)に誇(ほこ)つた...
長塚節 「土」
...「旦那(だんな)の山林開墾(やまおこ)しちやうめえのよ...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は開墾(かいこん)の賃錢(ちんせん)を手(て)にすることが出來(でき)ればといふ望(のぞ)みが十分(ぶん)にあつた...
長塚節 「土」
...一度開墾して耕作していない土地が...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...外国商売の事あり、内国物産の事あり、開墾の事あり、運送の事あり、大なるは豪商の会社より、小なるは人力車挽(くるまひき)の仲間にいたるまで、おのおのその政を施行して自家の政体を尊奉せざる者なし...
福沢諭吉 「学者安心論」
...報告されたほどの豊饒(ほうじょう)な土があるか?鍬(くわ)をふるって開墾するだけがわれわれのあたえられた途(みち)か? 土民になるのが唯一の生きる途であろうか?この途には...
本庄陸男 「石狩川」
...アフリカでは非常によい土地がたくさん未墾のままにあるというのであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そこを開墾して修道するといふにあるからである...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...黒田の別荘を開墾したくねえという金吾君の気持を...
三好十郎 「樹氷」
...開墾費用の充当さえおかしくなってしまいやしないかと思われますね...
横光利一 「上海」
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