...うけひてその鷺地(つち)に墮ちて死にき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...水の中に墮し入れき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...床(とこ)より墮ち轉(まろ)びて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...【2】a.彼の小膽はむしろ卑怯に墮する...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...十風の現在と自分の未來を想像して墮落を想ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...千尋(じん)の深谷(しんこく)に墮(お)つるの憂ありしものゝ如くなるを...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...またその末の君がそれがため絶望のどんぞこに墮ちて氣も狂ひさうになつてゐるのを...
田山花袋 「道綱の母」
...一つの墮落を來しましたのは...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...自墮落(じだらく)な遊び人などで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな野郎は請合ひ八寒地獄へ眞つ逆樣に墮ちるよ」「地獄の拔け裏が極樂でこいつはまたたまらねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し自墮落(じだらく)な風ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自己實現の一契機に墮ちることがなく...
波多野精一 「時と永遠」
...何より先に私が身の自墮落(じだらく)を承知して居て下され...
樋口一葉 「にごりえ」
...そして劣等なものと親しく住むことは墮落だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...肉體的の苦痛と交(まじ)り合つた道徳的な墮落は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...マンネリズムに墮して却つて進歩がなくなるとか...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...小さな甲蟲がまっすぐに飛んで來て私の額に突き當りヒョロヒョロ危く墮ちようとして途方もない方へ飛び戻る...
宮澤賢治 「うろこ雲」
...併し僕のかういふ根性はここまで墮落してかからなければゐられないのだ...
室生犀星 「末野女」
便利!手書き漢字入力検索