...此の如き教養は民族と民族との間の憎惡を増進する「戰爭」の道具となるに過ぎないであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...日本の国力が増進するにつれ...
石原莞爾 「最終戦争論」
...爾来(じらい)真理と自由とが地球運転の度数とともに増進するや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...世界の商業が盛んになれば平和を保障する力は益々(ますます)増進するのである...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...人民の幸福を増進すると共に賄賂(わいろ)公行...
大隈重信 「日支親善策如何」
...発明は労働者の幸福を増進するものではなく...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...貧富の懸隔に対する不平の念が増進する...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...しかし科学は全体として見れば人間一般の福利を増進するつもりで進んで来た...
寺田寅彦 「科学と文学」
...世人一般の科学に対する理解と興味とを増進するには...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...みずからそれらの満員電車の満員混雑の程度をますます増進するように努力している...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...無論社会全般(?)の福祉を増進するためにこそ奨励されねばならぬと考えられているにも拘らず...
戸坂潤 「技術の哲学」
...自然科学者の利益を増進するための職業組合であり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...此(かく)の如く浮世絵木板画に対する一般の趣味と知識の増進するに従ひこれに関する著述の世に出(いづ)るもの漸(ようや)く多し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分のウタヒの技術を増進する目的で(見るためでなく)単に聞くために能舞台へ出かけるやうな片寄つた熱心家であるか...
野上豊一郎 「演出」
...寒気増進するに及びては...
野中到 「寒中滞岳記」
...いわゆる利用厚生の実を挙げ幸福を増進する事を得るのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...また指導が誤らずかつ一時的には人民の愉楽と幸福を増進することになる努力の...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生活を増進するやうな反應を惹き起すことに成功するとき眞であつて...
三木清 「認識論」
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