...私(わたくし)がこちらの世界(せかい)で真先(まっさ)きに置(お)かれました境涯(きょうがい)につきて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ふと母の境涯を考えると...
有島武郎 「星座」
...慚愧(ざんき)不安の境涯(きょうがい)にあってもなお悠々(ゆうゆう)迫らぬ趣がある...
伊藤左千夫 「春の潮」
...悟りの境涯となってくるのである...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...思い思いに身の境涯をふりかえる様子であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一日も早く娘が自由の身になれるのを待ちこがれている母親の境涯を訴えたり...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...さういふ境涯に私は入りたいのだ...
種田山頭火 「其中日記」
...自分のような境涯にいる娘や女にとっては...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...われは初めて北米に遊びてよりこの年月(としつき)語るに友なき境涯に馴れ果て今は強(し)ひて人を尋ねもとむる心もおのづからに薄らぎゐたりしかば...
永井荷風 「書かでもの記」
...このうらやむべき境涯(きょうがい)にいたって...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...この作者の悲恋に似た境涯から早く足を洗えた自分自身を心から祝福しないではいられない...
正岡容 「わが寄席青春録」
...皆自己の境涯を写したるに止まり鞍壺(くらつぼ)に小坊主のるや大根引(だいこひき)のごとく自己以外にありて半ば人事美を加えたるすらきわめて少し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...かかる境涯に毎々到り得なば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...子のない境涯にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわちアイヌのいまだ到達せざる境涯における命名である...
柳田國男 「地名の研究」
...なお江戸中期の山伏の境涯...
柳田国男 「木綿以前の事」
...何もかも棄ててしまつた境涯は...
吉井勇 「青春回顧」
...一つにはあっしの境涯が...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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