...小さなのは塹壕程度のものから...
梅崎春生 「狂い凧」
...蓋(けだ)し近来の戦争は多くは塹壕(ざんごう)戦である...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...トルコ兵の塹壕(ざんがう)内を聾の唖となつてさまよつてゐた間も...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...なかには仏蘭西の塹壕のなかで書いた物さへあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...独軍の塹壕から六マルク目の銀貨が光つたと思ふと...
薄田泣菫 「茶話」
...塹壕(ざんごう)を掘ることを専門にする金掘(かなほ)りを連れて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...何か塹壕(ざんごう)から這い出して来る決死隊の一人ででもあるような気がするのである...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...戦地の寒空の塹壕(ざんごう)の中で生きる死ぬるの瀬戸際(せとぎわ)に立つ人にとっては...
寺田寅彦 「千人針」
...かくして彼ら塹濠を過ぎて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくヘクトール隊中を進み乍らに同僚を勵まし敵の塹濠を渡り行くべく説き勸む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...塹壕(ざんごう)の中に身をひそめて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...壕(塹壕(ざんごう))を掘れ」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...塹壕(ざんごう)が掘られ始めた...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵の塹壕(ざんごう)や...
吉川英治 「新書太閤記」
...――総引揚げとみえた」三好党の塹壕(ざんごう)からも...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし塹壕の一線近くまで近づくやいな...
吉川英治 「新書太閤記」
...次の弾ごめをする瞬間を計っては塹壕へ近づき...
吉川英治 「新書太閤記」
...塹壕(ざんごう)のなかで...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??