...塵煙を巻き起こす: To raise dust and cause commotion...
...塵煙を上げる: To make a fuss, to cause uproar...
...塵煙も積もれば山となる: Many a little makes a mickle...
...路傍の塵煙: Dust raised by a passing vehicle...
...塵煙を晴らす: To clear confusion and resolve a situation...
...或時は黄塵煙の如き陋巷(ろうかう)に籠り...
石川啄木 「閑天地」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...パリーの塵煙(じんえん)によごれた裸の魂を晩に洗うべき泉であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...百畳にも近き大広間に酔客と芸者の立ちつ坐りつする塵煙...
永井荷風 「桑中喜語」
...曇った日の光が塵煙(じんえん)を白っぽくし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...光彩の塵煙を吐き散らすのである...
牧野信一 「卓上演説」
...この塵煙を、庇形の幅広い花弁が丹念な心遣ひをもつて、受胎されるべき花柱のうへへと振りかけるのである...
牧野信一 「卓上演説」
...そういうものとしての美感を心底に蔵しない者の妄動ぶりは塵煙りが舞い立つばかりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...都市の塵煙の中から出現したものでなければ...
柳田国男 「雪国の春」
...親友宋憲(そうけん)の仇(あだ)、報いずにおきません」「オオ、魏続(ぎぞく)か、行けっ」魏続は、長桿(ちょうかん)の矛(ほこ)をとって、まっしぐらに駆けだし、敢然顔良へ馬首をぶつけて挑(いど)んだが、黄塵煙るところ、刀影わずか七、八合、顔良の一喝に人馬もろとも、斬り仆された...
吉川英治 「三国志」
...濛々たる塵煙の中に...
吉川英治 「三国志」
...しかし泰家にはその塵煙(じんえん)や草ぼこりのうちを駈けみだれる凄(すさ)まじい騎影や歩兵が...
吉川英治 「私本太平記」
...塵煙(じんえん)がうすれると...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼方の西方にも塵煙濛々(もうもう)の大喊声(だいかんせい)...
吉川英治 「新書太閤記」
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