...この食品には塩物が多く含まれています...
...この海水は塩物濃度が高いです...
...多くの塩物類は水に溶けやすい性質があります...
...塩化ナトリウムは一般的な塩物の一種です...
...塩物が不足すると、肌の乾燥や筋肉の痙攣などが起こります...
...もしも塩がこの水に全て溶けたらこの塩物質は水を蒸発させるときに変化していないと信じてよい理由がある...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...母は不動尊に塩物断(しおものだ)ちの心願(しんがん)までして心配したのだ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...年じゅう同じように貯蔵した馬鈴薯(ばれいしょ)や玉ねぎをかじり、干物塩物や、季節にかまわず豚や牛ばかり食っている西洋人やシナ人、あるいはほとんど年じゅう同じような果実を食っている熱帯の住民と、「はしり」を喜び「しゅん」を貴(たっと)ぶ日本人とはこうした点でもかなりちがった日常生活の内容をもっている...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...葉子の家では以前町の大通り筋に塩物や金物の店を出していたこともあって...
徳田秋声 「仮装人物」
...無論塩物干物ばかりで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私はそれに何かいいかげんな返事をしながら一ぴきしかないくろだいの塩物を出すか出さぬかでさっきから迷っている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...石州雲州の海岸で獲れるものをその夜即座に塩物にして売りに来るのである...
中村憲吉 「備後より」
...塩物屋(しおものや)に鮭(さけ)の切身が...
夏目漱石 「野分」
...家族のみで食事するならば塩物(しおもの)と香(こう)の物ぐらいで済(す)まされるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...四つめには「塩物ばかりでは喉(のど)が乾(かわ)く...
新渡戸稲造 「自警録」
...父は尾州(びしゅう)家の藩士であったが維新後塩物問屋をいとなんでいるうち彼女の十一歳のおりに病死してしまった...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...表の塩物やが野郎と一処に...
樋口一葉 「大つごもり」
...都鄙(とひ)の別なくロシアの津々浦々でやるようにいろんな塩物や或る種の刺戟性の珍味で口直しをすると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...医者から断然塩物をお絶ちになるようにと言われると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...東北では一般に塩物といっている...
柳田國男 「食料名彙」
...一晩がかりでこの塩物を大鍋に煮ておいて...
柳田國男 「食料名彙」
...この品目の中には塩物も入っていたかも知れぬ...
柳田國男 「食料名彙」
...帰りには塩物と米を買って帰って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
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