...いよいよ塩原の峡谷へ差しかかる...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...野州塩原の温泉じゃないけども...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...塩原参謀(しおばらさんぼう)だった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...湯河原中佐や塩原参謀の乗っていた偵察機(ていさつき)に...
海野十三 「空襲葬送曲」
...塩原の別荘にも行かず...
太宰治 「斜陽」
...………「箱根や塩原がいいなんて云ったって...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...短冊└塩原新家愛瓢・ぶらぶらぬけさうな歯をつけて旅をつゞける・わが旅のつゞくほどにお産(オサン)のつゞき五月四日晴...
種田山頭火 「旅日記」
...小塩原と言つたやうなところです...
田山録弥 「談片」
...一月ぐらいたって塩原(しおばら)へ行ったら...
寺田寅彦 「備忘録」
...根岸に「塩原(しおばら)」...
永井荷風 「里の今昔」
...だが、芝居とすれば、越後伝吉でも、塩原太助でも、立派につとまりそうなこの家の中の若衆(わかいしゅ)は、その声を聞くと、早速立ち上って、戸をあけてやりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...塩原のやうな所はまた嫌ひである...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...その年まで旅といえば東は塩原...
久生十蘭 「ユモレスク」
...例の「塩原多助」をかくときにはその出産地たる上州沼田(ぬまた)へ実地踏査に赴き...
正岡容 「落語家温泉録」
...上野二州に塩原碓氷霧積の諸勝あり...
正岡子規 「日光の紅葉」
...となりの工場へ行ける?○三井品川工場 塩原文作...
宮本百合子 「工場労働者の生活について」
...近くは東京の金持奥某が塩原の山水に唐様(からよう)の地名を附けたりしておるが...
柳田國男 「地名の研究」
...「粟田口」「累(かさね)ヶ淵」「榛名の梅ヶ香」「池ヶ鏡」「名人長次」「塩原多助」と数々の新作を発表して満都の好評を博したのは...
山本笑月 「明治世相百話」
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