...塩はIさんがあげます...
種田山頭火 「行乞記」
......
種田山頭火 「其中日記」
...それにしてもあの日本橋から少しこっちに来た右側に――今の黒江屋か塩瀬あたりのところに...
田山花袋 「日本橋附近」
...明石鯛(あかしだい)のう塩...
近松秋江 「黒髪」
...向うの塩煎餅屋(しおせんべいや)の軒明りが...
徳田秋声 「新世帯」
...中折(なかおれ)の帽子をかぶって、脊広の洋服に糸楯(いとだて)、草鞋(わらじ)脚半(きゃはん)といういでたちで頬かむりした馬子に馬の口を取らせて、塩山からほぼ、三里の大菩薩峠を目ざして行く時は前にいった通り陽春の五月、日はまさしく端午(たんご)の当日であります...
中里介山 「山道」
...そこで馬を塩山方面へ返し...
中里介山 「山道」
...何だか私は今頃貴方が冷い御飯に水をかけてお塩をかけて...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...塩をなめて水を飲み...
久生十蘭 「奥の海」
...トクさんは塩辛くて喰べられないというし...
久生十蘭 「キャラコさん」
...胡瓜(きゅうり)の塩漬(しおづけ)だとか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...三十分ほど煮て球葱(たまねぎ)かあるいは白葱を加え塩と胡椒とバターにて味をつけ...
村井弦斎 「食道楽」
...大阪の大塩平八郎の家から出た本などが出てきた...
柳田国男 「故郷七十年」
...多くは米の粉糠を塩に合せて醗酵させたもの...
柳田國男 「食料名彙」
...その粥には塩気がないから...
柳田國男 「日本の伝説」
...印度公債の利権賦与と塩専売法の否定運動...
横光利一 「上海」
...塩野の後から道路へ出ていった...
横光利一 「旅愁」
...やはり同族の塩冶判官高貞だった...
吉川英治 「私本太平記」
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