...静寂(しじま)の鐘の唄の塩梅(あんばい)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...浦塩方面の消息が頻りに耳に入るので...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その頃浦塩で最も盛んに商売していたのは杉浦龍吉で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...九つの歳(とし)父母に従うて東海道を下りし時こゝの水楼に魚(はや)の塩焼の骨と肉とが面白く離るゝを面白がりし事など思い出してはこの頃の吾なつかしく...
寺田寅彦 「東上記」
...(金属、そのうちで金、硫酸銅、硫酸鉄、酸化鉛、硫酸鉛、酸化鉛、硫黄、亜ヒ酸、硼砂、ミョウバン、炭酸カリウム、食塩、塩化アンモン、貴石、など)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...甲斐ヶ嶺(かいがね)や穂蓼(ほたで)の上を塩車(しおぐるま)高原の風物である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...血漿の代りに塩水の注射が可能かどうかとの実験を行ったということだが...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...けれどいい塩梅(あんばい)にドイツ人に感づかれないでドイツから逃げ出すことが出来ました...
三浦環 「お蝶夫人」
...それは塩を小匙に軽く一杯...
村井弦斎 「食道楽」
...それから湯煮た玉子の黄身を二つ裏漉しにして生玉子の黄身を混ぜて芥子(からし)を小匙一杯と塩胡椒と砂糖を小匙半分ほど加えてサラダ油大匙二杯と西洋酢一杯とを幾度(いくど)にも少しずつ加えてよく煉ります...
村井弦斎 「食道楽」
...塩の中へ浸み込むようになし...
村井弦斎 「食道楽」
...塩分町(しおわけちょう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その心臓となるべき浦塩(うらじお)の金融機関を米国の一手に掌握し...
夢野久作 「暗黒公使」
...」真紀子のそう云うのに塩野は...
横光利一 「旅愁」
...この塩野や由吉らの...
横光利一 「旅愁」
...もし眼をかすめて一握りの塩でも敵に売った者があれば...
吉川英治 「上杉謙信」
...塩屋ノ磯へ急いでください」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
...池田惣三郎殿 同紀伊守殿 同三右衛門殿 堀久太郎殿惟任日向守(これとうひゅうがのかみ)殿 細川刑部大輔(ぎょうぶたゆう)殿 中川瀬兵衛殿 高山右近殿 安部仁右衛門殿 塩川伯耆守(ほうきのかみ)殿天正十年五月十九日信長判(はん)とある...
吉川英治 「新書太閤記」
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