...これも第一番に、前の重ガラスで発見したので、ファラデーの手帳に書いてあるのにも、「鉛の硼硅酸塩、すなわち重ガラスの棒を取った...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...塩なんかちつともありませんよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...丁度(ちょうど)、塩原参謀が、その少女と、瀕死(ひんし)の重傷を負っていた弟の素六(そろく)というのを、放送局舎の中から助け出したんです...
海野十三 「空襲葬送曲」
...塩田検事は、俺を死刑にしても慊(あきた)らぬ奴だと、ひどい論告を下しやがった...
海野十三 「蠅男」
...塩湯にゆつくり浸つてから二三杯かたむける...
種田山頭火 「行乞記」
...塩昆布に茶をかけては飲み...
種田山頭火 「其中日記」
...少なくもドーヴァーの塩を使ったら...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...好物は、かん茂(も)のスジと切茸のつけ焼、白魚なら生きたままを生海苔で食べるという、三代前からの生粋の深川っ子で、旅といえば、そのとしまで、東は塩原、西は小田原の道了さまより遠くへ行ったことがなく、深川を離れたら三日とは暮せないひとが、どんな思いをしながらマルセーユへ辿りついたのだろう、巴里までの一人旅は、さぞ心細く情けなかったろう...
久生十蘭 「野萩」
...いい塩梅に寝付いたから疲れを休めようと思って...
正岡容 「我が圓朝研究」
...一握りの塩噌(えんそ)にも困っている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...第九 スカンボロトースは玉子へ塩胡椒を加えてよく掻き混ぜたものをバターで炒(い)ってトースパンへ載せて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...こつそり大塩の屋敷を出た...
森鴎外 「大塩平八郎」
...久右衛門は胡麻塩頭(ごましおあたま)をしているのに...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...「あら、塩野さん危い、あんなとこ撮ってらっしゃるわ...
横光利一 「旅愁」
...突然塩野が訪ねて来た...
横光利一 「旅愁」
...塩野はもう勝手を知っているらしく先に玄関を上った...
横光利一 「旅愁」
...」と塩野は無遠慮な冗談を大きくドアの方に対って云った...
横光利一 「旅愁」
...それが大蔵か塩谷に着き...
吉川英治 「私本太平記」
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