...屠琴塢がどんな気持でそれを聞いてゐたか知らないが...
薄田泣菫 「独楽園」
...その屠琴塢は、持病の一つも持つてゐるぐらゐの人だつたから、医者には内証で、自分の病に好く利く合薬(あひぐすり)を知つてゐて、保養のひまびまにはいつもそれを調合して服用してゐたものだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...わたくしが菊塢の庭を訪うのも亦(また)斯(か)くの如くである...
永井荷風 「百花園」
...ここに前時代の遺址たる菊塢が廃園の如何を論じようという心にはなろう筈がない...
永井荷風 「百花園」
...文化年間に至って百花園の創業者佐原菊塢(さわらきくう)が八重桜百五十本を白髭神社の南北に植えた...
永井荷風 「向嶋」
...梅塢桃村緑稍滋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」当時百花園は尚開発者菊塢(きくう)の時代であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また俳諧をもして仙塢(せんう)と号した...
森鴎外 「細木香以」
...梅干も候ぞ」と百花園の鞠塢(きくう)が風流も昔のこと...
山本笑月 「明治世相百話」
...この塢城(びうじょう)に在って...
吉川英治 「三国志」
...塢城(びうじょう)にもあまた佳麗はいるが...
吉川英治 「三国志」
...塢(びう)へ還る...
吉川英治 「三国志」
...「塢(びう)の逆臣が参ったり...
吉川英治 「三国志」
...「塢(びう)の城には...
吉川英治 「三国志」
...やがて塢へさして下って行った...
吉川英治 「三国志」
...塢(びう)の城へ偽勅使(にせちょくし)となって来た李粛(りしゅく)だった...
吉川英治 「三国志」
...堅城でもある塢(びう)の城内へ...
吉川英治 「三国志」
...塢城の幽室に監禁されたまま...
吉川英治 「三国志」
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