...我小家の戸も窓も塞がりたるやうなる心地やせん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...余りの事にアッと開いた口が塞がりませんでした...
江戸川乱歩 「双生児」
...米友のあいた口が塞がりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...八方塞がりの籠の中を...
中里介山 「大菩薩峠」
...一座は開いた口も塞がりません...
野村胡堂 「死の予告」
...一丸よく數日の餓(うゑ)を救ふと言はれて居る」「へエ――」平次は開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万七も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八も暫らくは口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は?」八五郎は暫らくは開いた口も塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...政吉 (立ち塞がるともなく立塞がり)見ず知らずの変な奴だとお思いでしょうが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...殆ど息も塞がりさうになり...
原民喜 「飢ゑ」
...咽喉が塞がりさうになった...
原民喜 「酸漿」
...リッチフォードは真正面に立ち塞がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...此景に対して静かにきのふを思へば万感そゞろに胸に塞がり...
正岡子規 「小園の記」
...「八方塞がりになったら...
森鴎外 「かのように」
...有志家が村の表面に立ち塞がり...
柳田国男 「故郷七十年」
...内側から肋骨(ろっこつ)を、槌(つち)で叩きでもするように、心臓が荒く激しく動悸(どうき)を打ち、喉が塞がり、息苦しさのために胸が裂けそうであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「なにしろ下町の小屋は八方塞がり...
山本笑月 「明治世相百話」
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