...わたしは彼の後ろから近寄って門前に立ち塞がり...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...は飛びだしていって立ち塞がり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...東京はもう八方塞がりになってしまったから...
豊島与志雄 「死の前後」
...お角がそのところに立ち塞がりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...八方塞がりの籠の中を...
中里介山 「大菩薩峠」
...塞がりてありしを...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...俺が不承知だ」八五郎は大手を擴(ひろ)げて立塞がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...笹野新三郎も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万七も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八も暫らくは口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちよいと先を切つて間に合せたのさ」「へエ――」ガラツ八も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...耻を掻かないやうにと教へてやつたんだ」「へエ――」八五郎も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「十二枚の封筒が一分一厘の違ひもなく同じ字だつたのは透き寫したせゐですね」ガラツ八も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎はまさに口も塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...政吉 (立ち塞がるともなく立塞がり)見ず知らずの変な奴だとお思いでしょうが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...有志家が村の表面に立ち塞がり...
柳田国男 「故郷七十年」
...内側から肋骨(ろっこつ)を、槌(つち)で叩きでもするように、心臓が荒く激しく動悸(どうき)を打ち、喉が塞がり、息苦しさのために胸が裂けそうであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「なにしろ下町の小屋は八方塞がり...
山本笑月 「明治世相百話」
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