...忽ちベルナルドオが吾前に立ち塞がりたるを見き...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それも近頃では殆んど八方塞がりになつたので...
石川啄木 「病院の窓」
...は飛びだしていって立ち塞がり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...東京はもう八方塞がりになってしまったから...
豊島与志雄 「死の前後」
...自慢じゃねえが空っ尻(けつ)だ」「顔で呑める店は無いのか」「八方塞がり」「呆れた野郎だ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...笹野新三郎も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八も暫らくは口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...耻を掻かないやうにと教へてやつたんだ」「へエ――」八五郎も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は?」八五郎は暫らくは開いた口も塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木下闇(このしたやみ)を分けて山路に差しかかった旅人清作の行手(ゆくて)に立ち塞がりました...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...お前は何処(どこ)へ行く」人相の悪い襯衣(シャツ)裸の男が前に立ち塞がります...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...政吉 (立ち塞がるともなく立塞がり)見ず知らずの変な奴だとお思いでしょうが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...おまけに岩乗な金網が張り亙してある――太陽の光線もめつたにささない八方塞がりだ...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...(まぶた)が重くなって目が塞がりそうになる...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...ひと夜のうちに眼が腫(は)れ塞がり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「なにしろ下町の小屋は八方塞がり...
山本笑月 「明治世相百話」
...未来は永く塞がりぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...次第に息が塞がり気力が抜けて来た...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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