...其の儘塙の家へ駈け出して行った...
谷崎潤一郎 「少年」
...例の如く塙の家へ行って見ると...
谷崎潤一郎 「少年」
...昨夜の塙五郎の送別会で飲みすぎておくれて来たのに怒る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...武隈の塙(はなわ)の松は有名なる奥州の歌名所で...
柳田國男 「地名の研究」
...自分の知っている下野(しもつけ)益子(ましこ)の西の塙などはきわめて緩傾斜で鼻などはない...
柳田國男 「地名の研究」
...塙代(ばんだい)与九郎奴は切腹も許さぬぞ...
夢野久作 「名君忠之」
...塙代与九郎の家は三百五十石...
夢野久作 「名君忠之」
...塙代与九郎奴は大目付殿の御縁辺(えんへん)でも御座りまするかの……言葉が過ぎたら御免下されいじゃが」「イヤイヤ...
夢野久作 「名君忠之」
...面白い面白い」酒気を帯びた塙代与九郎昌秋は二十畳の座敷のマン中で...
夢野久作 「名君忠之」
...塙代家の家宝、銀拵(ごしら)え、金剛兵衛盛高(こんごうへえもりたか)、一尺四寸の小刀を提(ひっさ)げて、泥足袋のまま茫然と眼を据えていた...
夢野久作 「名君忠之」
...今日より塙代与一忠純と名乗れい」一座の者が皆ため息をした...
夢野久作 「名君忠之」
...御老中方も、趣旨を聞かれて、さすがは塙老人、殊勝であると、すぐにご聴許になった」「それで安心いたした...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...近代稀れな鬼才と称された名探偵――塙隼人(はなわはやと)であった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...高輪鶉坂の大先輩塙江漢老人をたずねて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...塙郁次郎を御用拉致(らち)することなお細かい手配りや注意については...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...塙郁次郎の軍鶏籠(とうまるかご)を見つめて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...塙(はなわ)江漢は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...塙(はなわ)江漢の六感のするどさと...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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