...美しい渭塘奇遇記(いとうきぐうき)を書いた...
芥川龍之介 「奇遇」
...支那(しな)淅江省(せつこうしよう)の錢塘江(せんとうこう)は海嘯(かいしよう)について最(もつと)も有名(ゆうめい)である...
今村明恒 「地震の話」
...銭塘江は、向う側が雨にくもってちょうど南画の墨絵の山水をおもわせ、模糊として麗わしかった...
上村松園 「余齢初旅」
...翌年には銭塘(せんとう)の太守となった...
田中貢太郎 「虎媛」
...銭塘君は酒に酔って毅に言った...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...ぜひ女姪(めい)を家内にして貰いたい」毅は銭塘君の威圧的な言葉が厭であった...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...たちまちにして池塘(ちとう)芳草の好時節となるは決して疑うべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...伊藤橋塘(いとうけいたう)と云ふ人の書いた「花春時相政(はなのはるときにあひまさ)」といふ侠客伝(けふかくでん)もある...
永井荷風 「虫干」
...父の厳命でこの中村秋塘さんの所へ英語を習いに通ったことがある...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...秋塘さんはまだ元気だった...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...秋塘と竜山(りゅうざん)とを招聘(しょうへい)したい」と口癖のように...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...三煤緑の塘松(とうしょう)のうえに...
久生十蘭 「春雪」
...其起には「東風送歩到江塘...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘆岸の子が竹塘良之(ちくたうりやうし)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...銭塘(せんとう)地方へ旅行したことがある...
吉川英治 「三国志」
...柳塘(りゅうとう)の緑は嫋々(じょうじょう)と垂れ...
吉川英治 「三国志」
...銭塘(せんとう)の全(ぜんそう)を左右の都督となし...
吉川英治 「三国志」
...石塘嘴の不夜城に暗黒な心を抱いて一夜を明すのであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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